ただひたすら可愛かった。
どのDVD観ても大体予告に入ってる作品。
気にはしていたものの、なかなかタイミングが掴めず保留していたが、友人に勧められたので観てみた。そういえばラブコメってあんまり観たことない気がする…。
自分のキャリアのために、なんとも思ってない部下との婚約を宣言した女性マーガレット。その部下であり偽装結婚のお相手アンドリュー。マーガレットは当初彼の事を馬鹿にしていたが、彼の実家に招かれてから色々あって…
年の差あり、上下関係あり、ビジネスとしての結婚。問題が解決したら、幸せな離婚が待っている…。
鉄の女風のマーガレットが、実はクリスマスの日に『嵐が丘』を読むようなロマンチストで、踊りが上手で、オカルト番組大好きで、さみしがりやの強がりという、おそらく王道なヒロイン。アンドリューも頼りなさげに見えて、やる時はやる男でした。最初はマーガレットに巻き込まれた側として、意地悪な反応をしていたのに、段々とマーガレットに恋をしていく姿は、多分ラブコメの王道なんだと思います。
そもそも書類ちゃんと出してたらこんな風にならなかったんじゃ…バリバリのキャリアウーマン風なのに、役所に出す書類忘れてたの?自分の人生に一番関係ある書類だったんじゃないのか…?とちょっと不思議だけど、それくらい忙しかったんでしょう。
二種類のラスト観ました。
① オフィスでキッスエンド
ギャラリーのニヤニヤ感が楽しい。でもあれ現場から離れてる人だったら、漏れ聞こえてくる不穏な単語(裸…タトゥー…色々あった…)に変にドキドキしてしまうんじゃなかろうか。ウットリしている女性陣に対して、ワクワクしてる男性陣を見ると、子供と大人もあんまり変わりないように思えます。
② 空港でキッスエンド
現実なら絶対ありえないシチュエーションのエンディング。客室乗務員の女性がパワフルかつ、良い働きをする。もし自分があの飛行機乗ってたら、ああいう事態は勘弁してほしいけど。
脇役がよかったです。
脇役という言葉で片付けていいのか、アンドリューのおばあちゃんのアニーがイイキャラしてる。めちゃくちゃキュート。アンドリューの母グレイスも善い人だったけど、アニーには負ける。いいおばあちゃんだな~。老人が可愛い(格好いい)映画はそれだけで素敵。
まあそれでも最初出てきた時は、マーガレットのこと苛め倒すんじゃないかって不安だったけどね。ラモーンは落ち着け。お前は一人で頑張りすぎだ。
監督…アン・フレッチャー氏、ラモーンと同等もしくはそれ以上に落ち着きのない(褒めてる)、面白い人という印象。他の作品も観てみようかな。保留リストに追加。
PR
COMMENT