結論から言うと、映画館で観なくてもよかった。
ダンボを観ました。
なんでティモシーいないんですか?
それはね、家族の絆を書きたいからです。
善なるD社のアクのないバートン映画です。
母親を亡くした姉弟と、母親と離されてしまったダンボをリンクさせて、最終的にはどちらも失ったものを取り返すことができるというストーリーにしたかったからです。よくあるテーマを、わざわざダンボでやる必要性はなかった。ダンボのストーリーをちゃんとやれよ、と。
とはいえ、ダンボをはじめとする象達は可愛かった。
人間は軒並みクソです。
・ゾウのことを考えないゾウ使い(テントの下敷きになって死ぬ)。
・子どもの将来を考えない父親(主人公なので後に改心する)。
・母親からもらった祖母の形見を捨てる娘(将来に踏み出すための通過儀礼ですが、その演出はわからない)。
・ゾウに乗れというおっさん(せめて鞍つけろ)。
・耳が大きい=奇形と決めつけて嘲笑う人々(一部は後に改心?)
などなど。
コリン・ファレルは別にそんなにチェックしていなかったのですが、ファンタビ観て格好いいなと思っていた。昔はそうでもなかったのに…困り系の顔が戦争帰りの父親というキャラクターに合ってるんですかね?
ティモシーっぽいネズミは出てくる。
その登場の仕方も、「ほら、ここにいるよ!ティモシーいるよ!」というアニメ映画ファンへの、変な媚のように感じられてうんざりしてしまう。
動物好きな方は観ない方がいいかも。
何が印象に残ったかしらと思ったら、エヴァ・グリーンの超絶美貌しかない。
ダンボはかわいい。ずっと緊張しているようで可哀想ではありましたが。
PR