ティム・ロス目当てに観ました。
最近の作品ってどうなのよ?と思うティム・ロスですが、この作品は面白かったです。
ジャケットを見た時、「あーカーアクションとかあれだ、ビル街が舞台なんだ、へーふーん」と思いましたが、まあ全く違いましたね。
舞台はイギリスです。
19歳の青年アダムが母親の恋人であるピーターのベンツをぶっ壊したことから、話が始まる。ピーターは出来の悪い義理の息子を人生の汚点だと思っている。アダムはピーターを母親と寝る嫌な男だと思っている。そしてピーターの家業は裏の世界のものという。だからこそ出来の悪いアダムが目の上のたんこぶなのかな。
ピーターはアダムに運転手の仕事を斡旋。ここで登場するのがロイ。つまりティム・ロスです。殺し屋です。ロイと行動する内にアダムは殺し屋になりたいと思うようになりますが、ロイ自身は稼業から足を洗おうと考えています。理由は娘が結婚するから。
アダムとロイの関係は師弟というよりは親子。本当だったらピーターとの間にあればよかったと思うもの。最初は若者らしいアダムの行動や言動にウンザリしていた様子のロイが、だんだん息子に対してするようにアダムに接していくようになるのが見ていて微笑ましいです。というか、萌える。
ターゲットを殺してハイ終了!となるかと思いきや、ある女の登場で話の展開は全く別の方向に…。
殺し屋としてのロイですが、やる気がなさそうに見えてプロらしい仕事をします。ただ相棒のアダムが役に立たないので…正直言ってアダムに少しイライラしました。アダムがいなければ、もっとスマートに事が進んだだろうに!ただ、アダムはロイの横で「すげー!かっこいい!うわー!」と言っているだけのような…殺し屋に憧れているが、いざ自分が何かしなくてはならない場面に直面すると「えっ」となってしまう。「19歳だから仕方ないもん!」と開き直るのでアダムはあんまり好きではない…。ピーターが殺したくなる気持ちも解らないでもない。
最終的には彼もそれなりに成長したんだろうけど、アダムは最後まで好きになれなかったなあ。ロイとコンビ時だといい感じなんだけど、これは私がティム・ロス好きなだけだよね。
ここのティム・ロスが格好よかったという場面
まだ二人が会って間もない頃。アダムの運転する車内で、年季の入ったカセットテープで音楽を聴くロイ。
陽気なラテン音楽が流れる中、葉巻に火を点けてゆっくりと吸うティム・ロスがやばいくらい格好いい。もうこのシーンで、ロイの虜。やっぱりティム・ロスは格好いいよ…!
いつだったか某知恵袋でティムの演技が下手!と言っている人がいたけど、あれは脚本が最悪なだけ(LTMの話ね)。そういうこと言った人に、見せてやりたいよこの格好よさを!
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