アフリカのジャングルでゴリラと暮らしていたおじいちゃんが、人間の世界に戻ってこようとしますが…
イーサン・パウエル博士はゴリラが好きすぎて、ジャングルの奥である群れと共同生活をしていましたが、乱暴な森林警備隊の襲撃に遭い「家族」を失いました。二年間もゴリラと生活をしていたおかげで、人間の「家族」も失ってしまいました。娘は「あんな人お父さんじゃないわ」みたいな態度ですが、本当はお父さんでいてほしいようです。
パウエル博士は森林警備隊を棍棒で撲殺した罪で、本国アメリカでは刑務所にいるわけですが、普通の刑務所とは異なり、精神的異常がある犯罪者たちと一緒にされています。なにせおじいちゃんは、ゴリラと暮らしすぎて人間と話す気力が尽きていたのです。たいへんですね。
「ゴリラは争いなんてしない。平和な思考を持った生き物で、人間の方がよっぽど野蛮だ」と、ゴリラのことが本当に大好きなんだ!と語るわけです、
レクター博士が。博士の精神鑑定をするカウンセラーはフンフン話を聞いている内に、博士のことが大好きになっていきます。最終的には師と仰ぐようになります。
終始、博士がゴリラへの愛を語っていると思いきや、本当のテーマはあれですね多分「家族」ですね。
博士にとっては三つの家族があります。刑務所の仲間たち、娘、ゴリラ。この三つです。
博士にとってはどれも大事なものなので、優劣をつけることはできなかった(ゴリラ第一かもしれませんが)のか、娘のために自由になる機会を、刑務所の仲間を守ることで失います。おじいちゃんの生き方が不器用すぎてアワアワします。
博士は棍棒装備で森林警備隊(それもウェズリー・スナイプスみたいなの)を撃破するわけですが、老齢なのに身体能力高すぎだろう。空港や刑務所など色んなところで暴れるシーンがあるのですが、もう博士無双なわけです。ゴリラと暮らす前から強かったのか、ゴリラと暮らし始めた結果がああなのか一体どちらなんでしょう。
あと赤ちゃんゴリラが可愛かったです(´ω`)
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