三国志が好きです。
曹操が好きです。魏が好きです。一番好きな武将は張遼ですが、今回は張遼出ません。
曹操はチョウ・ユンファです。叔父貴です。すごく顔が丸いです。
一昔前では、曹操といえばとんでもない悪役扱いでしたが、最近では「そんなことなかったんじゃね」という風潮があるそうです。やっと時代が追いついたんだな、と感じました。
昨年の秋に三国志フェスに行った時に存在を知った映画。司会のお姉さんがめっちゃ玉木宏推してた。そうです。この映画にはセクシー低音ボイスでおなじみの玉木宏が出ているのです。が、中国語吹き替えがなされているので地声を耳にすることは叶いませんでした。ヒロインの幼馴染役なので結構出番があります。宦官です。
この物語は、帝を蔑ろにしてる曹操ムカツクーという一派が曹操暗殺しちゃおう!という計画を実行するんだけどもー…という話です。夏侯惇や曹仁なども一応出てきますが、モブです。しかもラスト近くになってようやく出てくる。視界の端に眼帯つけてたオッサンいたけど、あれってもしかして…?!のレベルです。関羽も一瞬出てくるのですが、
ものすごく弱そうです。
ヒロインが某武将とその恋人の娘で、絶世の美女扱い。でも暗殺者。彼女は幼馴染と幸せになるために曹操を殺そうとするんですが、囲われていく内に段々…という、よくある話です。話に聞いていたほど暴君ではないようだし…と心を許しかけたところで、実は親の仇だったことが判明してアレコレ。私的にはもっと恋愛要素いれてもよかったと思います。
曹操が人格者という感じに描かれていて、曹操派の私にとっては大変おいしいんですが、曹丕はもっとなんとかならんかったのか…。曹丕と吉待医の顔が(丸すぎて)区別がつかないシーンもしばしば。父子愛ももっと見たかったな…。でも最終的には、息子もっと見せろ!という謎の中毒にかかる。
帝のキャラが、鬱陶しい。帝と曹丕が面会するシーンで流れてた「イヨォ~ ハッ」という歌舞伎っぽい掛け声は何だったのだろう…?
予想していた以上に面白かったんだけど、予想していた以上にツッコミどころが多かった。この作品世界の暗殺者は、上から下に一直線に落ちるのが好きなようです。モブの方がよっぽど堅実な戦い方してます。
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