ある日、クラウディアという女性のもとに、五年前に死んだ娘アンヘラから電話がかかってくる。当然、最初はイタズラと相手にしないクラウディアだったが、「もしかしたら本当に娘かもしれない」と退職したマセラ刑事も巻き込んで独自に調査を始める。
スペインホラーって、愛する人を置き去りにして危険な場所に乗り込む人多すぎ。ハリウッド映画と違って、たいてい皆助からない。悲惨な死に方をする。これもそんな感じ。
中盤まではなかなか良かったんだけど、迫力に欠ける。後味はやっぱり悪かった。それでも凄い酷い、耐えられないというわけではない。この監督(ジャウマ・バラゲロ)はRECとスリーピングタイト以外の長編を観たけど、このネイムレスが一番怖くなかったかな。まあ先にダークネスとか頭のおかしい管理人とか観ちゃえばね!耐性できるよね!
トゥーレ教団の名前と、一つ目の赤ちゃんや人体実験などの話題が出てきます。まじメンゲレ。
イギリスで興った「ネイムレス」というカルトが話に出てきたところから……あれ?なんか怖くないかも…。ただ不気味なだけで…
痛みの支配(笑)悪こそ聖(笑)善を歪める(笑)
どうしよう、まったく怖くない…!!というかもうお腹いっぱいだよ!そういうの。
まあでも、純粋な少女を歪めるだけ歪ませて、母親を殺させて「完成」させるっていうシナリオは好きです。
でも結局彼女は母親を撃てなくて、代わりにある人を撃って母親を助ける。
泣いて喜ぶ母親に、「よかった、これでもっと苦しくなる」と笑って、銃口を自分の口に向けて終わり。
特典ミュージッククリップの、女歌手さんが美人だったのですが名前を失念しました。
やばそうなキャラクターは一人いたんですが、ぶっとんでるのがこの人だけだったのでなんか勿体ない。イケメンの記者とか、渋い刑事のオッチャンとかよかったんだけどな~。始まりの雰囲気とか、急に入る意味不明なカットとか、これみよがしに登場する老シスターとか好きなんですが、ネイムレス(笑)教団(笑)の皆さまが普通すぎて、がっかり…。普通すぎるってのが一番の恐怖なのかもしれませんけど。
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