T氏はメキシコに壁造っていい。
観終わって一番に思い浮かんだこと。想像の遥か上をいく、治安の悪さ。
全てが全て本当のことであるとは思わないけれど、いやでもメキシコなら…と思える。行ったことないけど。
あらゆるポイントで浮かぶ死亡フラグを、ひらりひらりと交わすベニチオさん。
昔は眼光鋭くて刺々しい雰囲気のあった彼ですが、ゲバラくらいから柔らかい雰囲気がじんわりと出ていたような気がする。今作でも、なかなか本性を現さないで、ゆっくりのんびり落ち着いた風であるなあと思っていた…が、それは言い換えると、静かなる殺気というか、腹を据えた覚悟というか…なんというか、ただただ迫力があった。静かに怒っている人だった。主役は彼だったと思う。ベニチオさんもっと見せてくれ。
よくある不要なラブシーンがなかったのが良かった。いやいやそこで、チューとかせんでいいから!と怒る必要がなくて本当に良かった。これでヒロインとベニチオさんがチュッチュし始めたらどうしようかと思った。彼女に対してはもっと報われてもよかったと思う一方、散々な目に遭ったけれど生きていてよかったじゃんとも思う。ただ、自分の今まで否定されたようなものだから、今後つらいだろうなあ…
ジョシュ・ブローリンは食えない役やらせると超はまる。
PR
COMMENT