B級コメディだとばかり。
思っていたのに。
ローマの民家にやってきた王さんという宇宙人の言語を通訳するため、ガイアという女性が召喚される。ガイアさんの専攻は中国語。王さんは「地球で最も使用されている言語」として中国語を勉強してやってきた。そしておそらく民族性も勉強していたのではないかと思われる。
のんきなガイアとは反対に、王さんを拘束している組織の局長は、王さんが「侵略」のためにやってきたのではないかと疑い続け、何度も尋問を繰り返す。そして拷問。ガイアは「非人道的だ!」と局長を責め、段々と衰弱していく王さんの親身になる。途中まではハートフルストーリーなんだねウフフと思っていたんだが、やっぱりガイアさんの能天気さが仇となった結末を迎える。
王さんのガイアに向けての最後の台詞が頭に残ってる。
それを聴くまで、王さんマジ紳士!と思っていた私をどうにかしてやりたい。
「お前バカだな」
身も蓋もない台詞。拷問から彼?を助けて、手を繋いで拘束されていた地下から逃げ、窓の外を見た瞬間、ガイアと同じ表情をした。上記の王さんの台詞は追撃以外の何物でもない。やっぱり宇宙人と人間は解りあえないということなんだろうね。
「お前バカだな」の言い方が、知り合いの上海人によく似てました。
PR
COMMENT