だいたいいつも悲惨な目に遭っているマッツ・ミケルセンが、やっぱり悲惨な目に遭う映画です。
何がいいって雰囲気。何がいいって悪と善が程良く混ざってる具合。ジョン(マッツ)の奥さんと息子を殺したどうしようもない男だけは、満場一致で死んでいいはず。でもこのバカがやらかさなければ始まらなかった。あとは、神父にむかついたかな。
キャラクターよかったです。
ジョンのお兄さんのピーターがいい奴でいい奴で…ちょっと胡散臭い感じがしたので、「おいおい、まさかこいつ裏切るのか?」なんて訝しんでいたのですが、孤軍奮闘するお兄ちゃんに感服いたしました。お兄ちゃんの(わりと無残な)屍がスクリーンに映し出された時は、「バトルシップ」でストーンお兄ちゃんが呆気なく死んでしまった時のことを思い出し、泣きそうになりました。
先住民に舌を引き抜かれて喋ることができない「姫」。
その義兄であり弟の仇としてジョンを狙うデラルー。この二人の関係も、一見、同じ目的があるように見えて、奥底では黒い何かが渦巻いている様子で面白かったです。姫の過去もっと知りたいなあ。どんな思いで、夫を待っていたのかとか、夫との時間も見てみたかったです。エヴァ・グリーンの不思議な魅力にドキドキしました。声出してないしね。ボンドガールの時は、ただ普通に綺麗な人だなーと思ったくらいだったけど、姫は本当に姫だった。エキゾチック。
マッツさんは何してても大体格好いいとか可愛いなんですけど、銃構えてる姿が一番素敵でしたね。
余談ですが、初日に観に行ったら特典として、ポスター絵のステッカーもらいました。
もったいなくて使えないので眺めてます。
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