2015年に読んだ本⇒54冊。
減ってる。
ひそかに設けた年間100冊に届かなかった…。なんてこったい。
1冊も読んでいない月がないとはいえ…なんとも言えない。
面白かったなーという本。
★俳優のノート/山崎努
★シスターズ・ブラザーズ/パトリック・デウィット
★トム・ゴードンに恋した少女/スティーヴン・キング
★六人目の少女/ドナート・カッリージ
★ヴァイオリン職人の探求と推理/ポール・アダム およびそのシリーズ
★緋の収穫祭/S・J・ボルトン
★サリンジャーに、マティーニを教わった/金原瑞人
★よい子はみんな天国へ/ジェシー・ハンター
★嶽神伝シリーズ/長谷川卓
「読まずにいたら損をする!」という力強い帯に惹かれて手に取った、長谷川卓さんの嶽神伝シリーズにどっぷりハマりました。だって面白いんですもの。最終的に主人公がチートすぎて、何をもって最強と言うのか解らなくなるが、面白い。武田信玄とか北条幻庵とか出ます。戦国時代好きな人はニヤリとなるかも。でも主役は、《山の者》と呼ばれる人たち。一作目『嶽神』では、武田勝頼の三男・若千代を託された、多十という男が真田・伊賀の忍者集団と死闘を繰り広げる話。目の前で一族を殺され、復讐に燃える勝気な美少女もいる。なんで彼女は多十とくっつかなかったのだ…。それだけが納得いかん。その次の『嶽神伝 無坂』『嶽神伝 孤猿』は無坂という男が主人公。のちに諏訪御料人となる小夜姫を助けたことで縁が生まれ、武田家や北条家との争いに巻き込まれていく。武田晴信(後の信玄)は名前が出てくる割に、一度も姿が出てこないところが面白い。長尾景虎は登場してよく喋るのに。いつか出てくるんだろうか…。
『無坂』で『嶽神』より時が遡って、主役も多十から無坂に交代して、最初は「なんだよ、多十読ませろよ」と思っていたけど、読んでみたらページが進む進む。こんなに進んだのは、ニール・ゲイマン以来じゃなかろうか、と思った。そういえばゲイマン新作まだですか。
『ヴァイオリン職人の探求と推理』およびその続編『ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密』。まず表紙が綺麗。ツボ。創元です。創元はアタリハズレの差が大きい。ハズレは殆どないような気がするけど…勿論これはアタリ。音楽的な知識が無くても、作中で詳しく説明してくれるので無問題。…音楽的知識ない人間が、興味を持つかは解らんが。一作目はヴァイオリンという楽器自体に焦点をあてている、二作目はパガニーニに纏わるアレコレ。どちらも過去の事件と現在に起きた殺人事件が重なっており、それを解いていくのが面白い。そして主役のジャンニはおじいちゃん。私のイメージはロビン・ウィリアムズ(しかも眼鏡かけた)なんだけど、よく考えたらイタリア系じゃないな…。誰だろう。ジャンカルロ・ジャンニーニとかいいかな、と思ったけど眼光鋭すぎた。
本ではないけど、2015年にはまった漫画もメモ。
★群青戦記
マゾ川こと黒川君がツボすぎる。
★ゴールデンカムイ
土方さんが好きすぎて死ぬ。今まで新撰組モノは全然はまらなかったのに、おじいちゃんヴァージョンの土方さんが格好良くて死ぬ。ちなみにどちらもヤンジャン作品。
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