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観た映画の感想など色々。

Wie du magst

   

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ハミングバード

二代目闘うコックさんはステイサムになったようです(初代は言わずもがなセガール)。

 「イースタン・プロミス」の脚本をやっていた人が、監督ということで興味がわいた。
だいたいいつものステイサムです。無口でクールなステイサムです。初登場時はちょっとだけ髪の毛があるステイサムです。でも剃ります。

 ステイサムは特殊部隊の一員だったんですが、自分以外の部隊が全滅したこと/それに対して復讐をしたこと…がトラウマになっているようで、時々脳内にトリップします。帰国して入院していた彼ですが脱走し、映画冒頭時にはイザベルという少女と路上生活(ホームレス)をしていました。
 簡単なあらすじだけ観た時に、イザベルと何かあるんだろうなあと思ったら、わりとすぐに退場していてびっくりしました。まあそれでステイサムが仇討ちに乗り出すんですが。

 ステイサムがイザベルに執着する理由って、娘のように思ってたからなのかしら。
彼には別れた(別れざるをえなかった?)妻と娘がいて、それとは別に恋の相手としてシスターもいるわけ。
じゃあイザベルの役割ってなんだったんだろう。どういう経緯でイザベルと一緒に行動するようになったか~というシーンがあったら私的にはよかった。

 肉焼いたりシスター口説く時にも、しっかりと覚えていて、その死に激昂するほどの関係だったのに。

 ステイサム氏は生粋のファイターだと思っているので、そのアクションシーンには惚れ惚れします。だからこそ、あるシーンで銃を持ちだしたときは、なんていうかちょっと裏切られた気分になりましたw
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チョコレート・ドーナツ

何の予備知識もなく観に行ったもの。新聞の広告で大絶賛と書かれていた。
本当に何も知らない状態。誰が出てるのかもわからない。あらすじすら読んでない。
誰かが言った「すごくいい」を胸に抱いて観に行った。

 そしたら本当に「すごくよかった」。
かわいい邦題に騙された。何だチョコレートドーナツって。甘いのか。いや甘くないよ。甘ったるい内容だと思ってた。ハッピーエンドになるものだと思ってた。苦い方のチョコレートだった。違ってた。

 ゲイカップル(マイノリティ)が、知的障害の少年(マイノリティ)と親子になろうとした話。

 親子になろうとしたというのは、少年マルコの母親が麻薬中毒者で、我が子よりも自分の快楽を優先するような母親だから。彼女が服役している間、ルディとポールという二人の男性がマルコの面倒を看ることに。
 
 どこからどう見ても、幸せな家族。互いを慈しみ合っている三人。
「差別」という目がなければ、それはずっと続いたのに。

 誰にもどうしようもなかったことで、職を失ったり、夢の邪魔をされたりすることは残酷であると思う。
肌の色だったり、病気だったり、嗜好だったりということで。
 マルコの成長っぷりを見れば、母親と暮らしていた時よりも幸せ・彼自身の成長が素晴らしいと誰にだって解るのに。そういう結果が出ていても、理解のない人間は自分たちと違うものは敵だとして、それを認めない。

 後半でポールが「あの子(マルコのこと)は誰にも必要とされていない。障害があるからだ。でも私たちはそんな彼でも構わない。誰もいらないなら、私たちにくれ」的なことを裁判所で言うんですが、障害を扱ったもので、ここまでハッキリとそれに触れたのは、私は観たことなかったです。
 それ言っちゃうんだ。言わせちゃうんだ。すっぱりと。これは凄い映画だ、とここで思いました。
現にマルコの母は息子がいらなかったんです。施設だって持て余していた。だったら収まるところに収まった方が良かっただろうに。
 
 裁判が終わって、暗転してルディが歌うシーンに移ったところで、結末はどうなるんだろうと思った。
やたら悲しい歌を彼が歌うので、一体三人に何があったんだろう…と思っていたら。
「どうせハッピーエンドになるんでしょ」という思いもあったから、少年の最期とポールの手紙には泣かされました。
 ひどい話でした。
いい話であることに変わりはないけど、ひどい話でした。
渦中のマルコの気持ちが置いてきぼりで、俗に言う「普通の人たち」はマルコを最適な環境に置くために、「少数派」であり、マルコが一緒にいたと思っていた二人を冷酷に傷つけます。ひどい話です。何の権利があって…そんなことするんでしょうね。またポールの上司とか、州検察官とか嫌な感じが染み出ててむかつくんですよね。

 アラン・カミングの謎の色気!
主演のルディ、どっかで見たことあるんだけど思い出せない…一体どこだ。この顔見たことある…。
悶々としてクレジット迎えたら、あらまあアラン・カミングじゃないの!
びっくりした。なんという女性的。いや女性以上の色香だこれ。そして、おかん気質。

X‐MEN フューチャー&パスト

主人公って誰でしたっけ。

 ウルヴァリンSAMURAI以外のシリーズ作品は観ました。真田さん真田さん騒いでいるわりにはSAMURAI観なかった。今も観てない。テレビ待ちしてたらファースト・ジェネレーションの方が先に放映してしまった。まあそうか。

 世紀末臭のする冒頭から、登場人物が有り難くも長い状況説明を開始し、肉体的にも精神的にも丈夫なウルヴァリンさんが過去へ旅立ちます。若かりし頃の教授とヘルメットじいちゃんを説得して、とある人物の死を喰いとめるためです。今作はウルヴァリンを主人公のように見せかけた、ジェニファー・ローレンス映画です。
 今までの「1~3」シリーズのことは忘れて観た方がいいと思います。

 活躍してるのは、若チャールズ、若エリック、ミスティーク、ビーストで、ウルヴァリンは渦中にいるのに傍観者っぽい。歴史を変えてしまうかもしれない立ち位置にいるから仕方ないのかもしれないけど。エリックという名のファスベンダーさんの見せ場が多くてよかった。アザゼルさんやエンジェル(女の子の方)がいなかったのは残念だった。

 なんかもうレイヴン・ミスティークが健気でさ、チャールズでもビーストでもエリックでもいいから彼女を幸せにしてやってよ!と思い、エリックも不憫でならないから彼も幸せにしてあげてよ!と思ってしまった。ミスティークのポジションが少女マンガのヒロインみたいでかなり美味しいと思うんだけど、誰と一緒にいるのが一番いいんだろうね。チャールズの回想で、初めて彼と出会った時のシーン流れたけど、あれは不意打ちだと思うの。ミスティーク超かわいい。

 以下、びびっときたところ。

 ウルヴァリンさんがとある事情で、「私は誰?ここは何処?」状態になった時に、自分がミュータントだっていうことも忘れて、ビーストくんにマジでビビるところは一見の価値ありです。今作で私のウルヴァリンに対する感想ってこれくらいだ。あと裸。

 ボビーむかつく。あいつは過去の作品で、ローグを捨ててキティを選らんだくせに最後にちゃっかりローグとキャッキャしてたのが許せない。
 キティといえば何で彼女の能力(透過能力)でタイムトラベルできるんですか?どういう力なの。

 クイックシルバーという名のイケメン。エリックをもっと困らせてほしかった。

 エリックが銀色の球体を掌で転がしているのをみて、ペルソナの神取思い出した。ヘルメットはやっぱりダサい。ヘルメットと一緒に保管されていたエンジェルの羽ください><

ディス/コネクト

 ブログやSNSが浸透している生活。ありえないことではない話。既にあったかもしれない話。
他人事じゃない話。

 目があっただけでイジメの標的にされたベン・ボイド君。SNS上で少女からのメッセージを受け取り、彼女の要求に応えて自撮りの写真を送る。
その写真は瞬く間に広がり、どうやっても元に戻すことができなくなる。「少女」の正体は二人の男の子で、彼らは遊びの一環としてベンを追い詰める。
 リメイク版での「キャリー」でも思ったけど、いじめっこって変なところでは賢い(ネットを悪用するということ)のにバカだよね。想像力がないんだろうね。
そういう人ってわりと何処にでもいて、私も想像力のないバカに酷い目に遭わされたことがある。ネットは全く関係ないんだけど、目先のこと(この場合はバカ側の楽しみや利益)しか見えてなくて、他人がどう傷つくとか考えてないんだよ。結果として誰かが傷ついても「こんな風になるとは思ってなかった」とか言うわけです。そして二の句は「知らなかったから許してor忘れて」なんだよね。本当にバカ。そもそもベン君と目合っただけで「あいついじめてやろう」っていう発想になるのが、意味わかんない。野生動物なのか。そして彼らのサーチ力に脱帽。数少ない情報を元に、本人を探し出すなんて、なんなのあいつらプロなの。

 追い詰められたベンは、首吊り。発見したのはベンの姉。このシーンが予告編で流れた時、鳥肌がぞわぞわと立ったんだけど、本編でもゾワゾワした。というか目頭熱くなったね。作中でメインになる人物はまだいるんだけど、一番話の行方が気になったのはベン君とその家族周辺。なんか一番ね感情移入しやすかった。
 でも納得いかなかったのは決着のつけ方で、お互いの父親同士が殴りあって解決するっていう結末。しかも最終的に友情芽生えちゃってる感があるの。いつの少年漫画だよ。
 
 他の人たちはと言うと、子供をなくした夫婦は個人情報抜かれて金銭的被害を受ける。ニュース番組のレポーターが、売春サイトの少年と絆育もうとしてアレコレ。
夫婦の話は、ディーヴァーの『ソウル・コレクター』に似ていてドキドキしました。夫役がアレキサンダー・スカルスガルドだったのですが、今回は死ななくてよかったです。というかイケメン過ぎて、画面に映る度にときめいていました。眼鏡姿はレアだと思います。
 物語が始まった時はギクシャクしていた関係の夫婦も、「復讐」を共にしようとすることで、修復していく感じがよかったです。っていっても不法侵入とかしてるんですけど。というか他の二組が「で?どうなったの?」的な終わり方だったので、この夫婦が一番まともに見えるのかもしれません。
 売春サイト~の話は、最初は良かったんだけどねえ。大人って汚いね。って話。

 ブログとかSNSとかネットの世界って、普段は便利な面しか見えていないんですね。
画面の向こうにいる人が、自分にとっての良い人だと盲目的に信じている。信じさせてしまう何かがあるんでしょうね。よく考えてみれば不確かなものなのに。
嘘を吐いているかもしれない、悪意があるのかもしれない。性善説になるんでしょうか。
まあ、あなたってステキ!とか褒められたら悪い気がしませんしね。
 それが嫌なら回線切れよという話になるのかな。極端だけど。でも自分が繋がっていなくても、周りの人間から巻き込まれるってこともあるでしょうしね。
何はともあれアレックスさんがイケメンでした。うん。アレックスさんの素敵さを堪能したい方はぜひ見てください。

 試写会で観ました。本編とは関係ないのですが、始まる前にスクリーンの左上に、一時停止のマークが映し出された時ちょっと冷めました。
案内係りの警備員さんが「ディス!コネクト!」と区切って言っていたのが妙にツボにはまりました。

平成ライダー 対 昭和ライダー

私のライダー歴。

昭和ライダーの一部分しか知らない。
V3が好きだった。
アマゾンが好きだった。
平成ライダーは知らない。
電王ちょっとだけ知ってる⇒本編見たことない。
特に中の人のファンというわけでもない。というか若手俳優とか知らん。

 なんで観にいったのか自分でもよく解らない。
ライダー俳優で好きなのは村上弘明さんなんだけど、全然出てこなかった。
平成と昭和の対立、その結末、悪役の目的はまあそれなり。子供視点で見るのと大人視点で見るのでは印象が違うということは、見る前から解っていた。ちなみに私の行った回は、小さい子供より大人の方が多かった気がする。映画に飽きだしてうろつき回る子供や、登場人物が出る度に大声で解説してくれる子供もいた。子供向け番組の映画化だから仕方ない。最初は「うるさい」と思ったけど、ライダーの名前言ってくれるから助かったよ…平成ライダー意味わからん。覚えやすい名前にしてくれ。
 まあ一番うるさかったのは、平成ライダーの変身時に流れるむちゃくちゃ陽気なアナウンスだったんだけどね。うるさい。あと文明の進化って恐ろしいね。昭和は格闘がメインだったのに、平成たちは普通に武器使ってるからね。魔法まで使うし。演出も派手だから、面白いんだろうね。でも演技は昭和勢のが断然でした。悪役で出演してた板尾も演技上手かった。しかし、彼は胃が悪そうな顔してますね。ベニチオ・デルトロみたい。

 何が納得いかなかったって、散々街破壊しといて一輪の花を守っちゃう優しさ(笑)でしょう。でも誰もつっこまない。それが子供番組クオリティ。

プロフィール

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キヨ
性別:
女性

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