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観た映画の感想など色々。

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バグダッド・カフェ

名前は知ってるけど今まで観たことなかった群のひとつ。
 給水塔の絵はなんとなくどこかで見たような覚えがある。
ドイツからアメリカへ新婚旅行にやってきた夫妻が喧嘩して、妻だけ砂漠に取り残される。彼女、ジャスミンはカフェ兼モーテル兼ガソリンスタンドの「バグダッド・カフェ」に辿りつく。
 カフェの女主人ブレンダをはじめとするキャラの濃い住人たち相手に段々となじんでいくジャスミンの様子が描かれる。

 かたや夫を捨てた女、かたや夫に捨てられた女。
前者はブレンダ。いつもカリカリしている。誰に対しても攻撃的。ジャスミンが色々世話を焼いてくるのが気に食わない。後者はジャスミン。根が優しいのか、ブレンダたちに色々と尽くす。

 なんかね、ジャスミンがあんまり好きじゃない。
カフェの掃除したり、子守りをしたり、すごく甲斐甲斐しく尽くすんだけど何でこんなことするんだろうってちょっと不思議だった。邪推してしまったけど、ジャスミンはあの場所で家族を作りたかったのかな。後半になればなるほどブレンダとちょっと仲良しすぎだろうっていうシーンがあったし、「私のおかげで皆が楽しんでいる」っていう思いがあるように見えて仕方なかった。いやいいんだよ、ロマンティストなおじいちゃん誑かそうが、手品で皆の心ガッチリ掴もうがさ。 

 人生には潤いと癒しが必要だし、そういう意味ではジャスミンはあの砂漠のそれらになっていたんだろうけど、ちょっとゾっとするよね。口は悪いけどブレンダは本当の意味で悪人というわけではないし…最後、マジックショーの後にブレンダ夫と仲直りするシーンあるけど、その後ろでなんか考え込んでいるようにして二人を見ているジャスミンが怖かった。 
 で最終的に、おじいちゃんにプロポーズされたジャスミンの台詞「ブレンダに聞かないと」っていうのがまた怖い。なんなの依存してるの、まさかおじいちゃんと結婚するのは、そうすればブレンダ(たち)とずっと一緒にいられるから?
 
 作中でタトゥー彫師の女性が、「あんたたち仲良すぎてキモイ」と言うんですが、その気持ちよく解ります。
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ヒットマン

 シリアスとコメディが半々くらい。師匠が若い。笑うと可愛い。
実力はあるのに、のほほんとした性格ゆえに中々本気出さない加減がもどかしいですが、アクションは爽快です。同じ人間の動きとは思えない…。
 相棒の娘さんと唐突に仲良くなったと思いきや、相手の女性の方が何枚も上手で、振り回されてるりんちぇかわいい。スケートリンクでデートとか可愛すぎだろちくしょー。

 日本の893(ラスボス)が日本刀振り回してるだけの顔が怖い人で、お付きの外国人は小道具に頼るクソ野郎で、なんで女の人いるんだろう?と思ってた方は中々強いお人だった。もしかしたら三人の中で一番強かったのってあの女の人かもね。

 あんまり香港映画って観たことなかったけど、変にシリアスに偏ってたり、コメディに寄りすぎていないという配分が親切。

ハーモニー・ベイの夜明け

アフリカのジャングルでゴリラと暮らしていたおじいちゃんが、人間の世界に戻ってこようとしますが…

 イーサン・パウエル博士はゴリラが好きすぎて、ジャングルの奥である群れと共同生活をしていましたが、乱暴な森林警備隊の襲撃に遭い「家族」を失いました。二年間もゴリラと生活をしていたおかげで、人間の「家族」も失ってしまいました。娘は「あんな人お父さんじゃないわ」みたいな態度ですが、本当はお父さんでいてほしいようです。
 パウエル博士は森林警備隊を棍棒で撲殺した罪で、本国アメリカでは刑務所にいるわけですが、普通の刑務所とは異なり、精神的異常がある犯罪者たちと一緒にされています。なにせおじいちゃんは、ゴリラと暮らしすぎて人間と話す気力が尽きていたのです。たいへんですね。
 「ゴリラは争いなんてしない。平和な思考を持った生き物で、人間の方がよっぽど野蛮だ」と、ゴリラのことが本当に大好きなんだ!と語るわけです、レクター博士が。博士の精神鑑定をするカウンセラーはフンフン話を聞いている内に、博士のことが大好きになっていきます。最終的には師と仰ぐようになります。

 終始、博士がゴリラへの愛を語っていると思いきや、本当のテーマはあれですね多分「家族」ですね。
博士にとっては三つの家族があります。刑務所の仲間たち、娘、ゴリラ。この三つです。
博士にとってはどれも大事なものなので、優劣をつけることはできなかった(ゴリラ第一かもしれませんが)のか、娘のために自由になる機会を、刑務所の仲間を守ることで失います。おじいちゃんの生き方が不器用すぎてアワアワします。
 博士は棍棒装備で森林警備隊(それもウェズリー・スナイプスみたいなの)を撃破するわけですが、老齢なのに身体能力高すぎだろう。空港や刑務所など色んなところで暴れるシーンがあるのですが、もう博士無双なわけです。ゴリラと暮らす前から強かったのか、ゴリラと暮らし始めた結果がああなのか一体どちらなんでしょう。
 あと赤ちゃんゴリラが可愛かったです(´ω`)

ヒットマン・レクイエム

ティム・ロス目当てに観ました。
最近の作品ってどうなのよ?と思うティム・ロスですが、この作品は面白かったです。
ジャケットを見た時、「あーカーアクションとかあれだ、ビル街が舞台なんだ、へーふーん」と思いましたが、まあ全く違いましたね。

 舞台はイギリスです。
19歳の青年アダムが母親の恋人であるピーターのベンツをぶっ壊したことから、話が始まる。ピーターは出来の悪い義理の息子を人生の汚点だと思っている。アダムはピーターを母親と寝る嫌な男だと思っている。そしてピーターの家業は裏の世界のものという。だからこそ出来の悪いアダムが目の上のたんこぶなのかな。

 ピーターはアダムに運転手の仕事を斡旋。ここで登場するのがロイ。つまりティム・ロスです。殺し屋です。ロイと行動する内にアダムは殺し屋になりたいと思うようになりますが、ロイ自身は稼業から足を洗おうと考えています。理由は娘が結婚するから。
 アダムとロイの関係は師弟というよりは親子。本当だったらピーターとの間にあればよかったと思うもの。最初は若者らしいアダムの行動や言動にウンザリしていた様子のロイが、だんだん息子に対してするようにアダムに接していくようになるのが見ていて微笑ましいです。というか、萌える。
 ターゲットを殺してハイ終了!となるかと思いきや、ある女の登場で話の展開は全く別の方向に…。

 殺し屋としてのロイですが、やる気がなさそうに見えてプロらしい仕事をします。ただ相棒のアダムが役に立たないので…正直言ってアダムに少しイライラしました。アダムがいなければ、もっとスマートに事が進んだだろうに!ただ、アダムはロイの横で「すげー!かっこいい!うわー!」と言っているだけのような…殺し屋に憧れているが、いざ自分が何かしなくてはならない場面に直面すると「えっ」となってしまう。「19歳だから仕方ないもん!」と開き直るのでアダムはあんまり好きではない…。ピーターが殺したくなる気持ちも解らないでもない。
 最終的には彼もそれなりに成長したんだろうけど、アダムは最後まで好きになれなかったなあ。ロイとコンビ時だといい感じなんだけど、これは私がティム・ロス好きなだけだよね。

 ここのティム・ロスが格好よかったという場面
まだ二人が会って間もない頃。アダムの運転する車内で、年季の入ったカセットテープで音楽を聴くロイ。
陽気なラテン音楽が流れる中、葉巻に火を点けてゆっくりと吸うティム・ロスがやばいくらい格好いい。もうこのシーンで、ロイの虜。やっぱりティム・ロスは格好いいよ…!
 いつだったか某知恵袋でティムの演技が下手!と言っている人がいたけど、あれは脚本が最悪なだけ(LTMの話ね)。そういうこと言った人に、見せてやりたいよこの格好よさを!

大脱出

刑務所から脱出することで、その刑務所が完璧であるかどうか確認するという、刑務所の人からしたらハタ迷惑な仕事を生業にしているレイさん(スタローン)が、CIAからの依頼で難攻不落の刑務所へ。厳密に言うと刑務所じゃない、入っている囚人は悪人であるけれども裁判を受けて収容されたわけじゃない。なんかとりあえず、合法じゃないけど違法でもないという場所です。レイさんの体内に埋め込んだ発信機はほじくり出されてしまったので、外にいる仲間たちと連絡できないし、自分がどこにいるか解んなくて困った困った。

 レイさんを何故か気に入って色々と協力してくれるのが、ドイツ人のロッテンマイヤーさん(シュワちゃん)。初めて会ったばかりなのに、なんでそんなにレイさんを信用できるの?愛なの?最後でネタが明かされた時に、あーなるほどねーだからねーそーだよねーと思えます。ロッテンマイヤーさんいい人すぎ。

 刑務所の場所はどこなのか。
保護コード言ってるのに出してもらえないのは何故か。
所長たちが探しているマンハイムなる人物はどこにいるのか。

 「謎」要素が多いのに越したことはないけど、主演の二人がインテリ風に見えなくて「ううううーん」ってなった。色々意図があったりするんだろうけど、腕っ節が強すぎてそれがやたら目立つ(笑) 
 というか、心理戦とかどうでもいいの。スタローンとシュワちゃんにはインテリ分期待してないから。バカにしているわけではなくて、インテリ役に「??」となってしまうだけ。そもそも多分、この作品の中に頭のいい人いないと思う。

 それはそうと、刑務所の医者がサム・ニールだったんだ。もうテンションめちゃくちゃ上がったね。終始苦悩顔だった。萌えた。

 萌えたといえば、シュワちゃんのお姿にときめいた。まさかシュワちゃんを見てドキドキする日がくるとは思わなかった。ヒゲあると素敵だね、アシェラッドに見えて仕方なかった。画面に登場するたびにニヤニヤしていたよ…(´ω`)

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