先日、網走に行った。網走刑務所の博物館みたいなのがあって、そこの一角にこの映画のコーナーがあった。そこで初めて映画の存在を知ったのでした。
花輪和一という漫画家のエッセイが原作。
ハナワさんは山崎努。
とても秀逸なアルフォートのステマ映画です。
ハナワさんの実体験に基づいたお話なのですが、特に何か問題が起こるわけでもなく、ただ淡々と刑務所の中での暮らしが描かれています。事件性はありません。まあ何らかの事件起こした方々がメインなわけですが…
章仕立てでゆったりした感じ。入ってる方々にとっちゃあ大変な毎日かもしれないけど、不思議な空間で面白い。見る分には。
中には、殺人犯の方もいて、「殺した相手に対して悪いことをしたって思ってる?」と訊かれ、清々しく「全然!あいつは殺されて当然!」と笑って語る場面もある。あまりにも清々しく言い放つもんだから、内容が内容なのに少しフフってなってしまった。これは役者の力もあるかもね。
「なーんかどこかで見たことあるぞ」という人たちが多く出ています。疎い私でも、見た覚えのある人が何人もいて、それが面白かったりする。ちょっとだけ出てる窪塚くんと椎名桔平が格好良かったな。後からネットで遠藤憲一さんが出てたことを知ったけど、受刑者の中にはいなかったよ。最初に少しだけ出ていたようで、全く解らなかった。小木茂光さんは解った。
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