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観た映画の感想など色々。

Wie du magst

   

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アナと雪の女王

アナだと思ってたらアナじゃなかった!

 そう、姉でした。
私アナちょっと嫌いかな~。もうエルサが不憫すぎて不憫すぎて…アナはいいからエルサをもっと見せろよ!と。

 冒頭に流れた音楽が「ライオンキング」を彷彿とさせまして、イボイノシシ出てきたらどうしようと凄く焦りました。
私は不憫なキャラに惹かれるきらいがあるので、エルサ姉さまがツボすぎたわけです。エルサ視点もっとあってもよかったのではと思います。エルサは歌もよかった。松たか子素敵すぎた。しかし髪型はどうかと思う。

 アナが苦手だな~と思った理由ですが、序盤の「空気読めないところ」と「お姉ちゃんを蔑ろにするところ」点かと思われます。出会った瞬間に「好きな料理何?サンドイッチ!同じだ!」同じだとか言っちゃう相手にホイホイついていくなよ…。夢見る年頃&魔法に対する記憶が抜けているとはいえ、軽薄な感じがイラつきました。あとなんか某ぽっちゃり女芸人を思い出してむかつく。
 雪の女王と化したエルサを追う理由といえば、「雪を止めてほしいから」。それも自分のために。エルサを化け物扱いする国民たちより、性質が悪い。でも、記憶があったらこんなこと言わないのかもしれないな…。wiki見たら「姉のエルサを想って追いかける~」みたいな記述がありましたが、どうもそういう風には思えなかった。

 オラフもいりません。ゴブリンたちもよくわかんないです。人の話を聞いてください。夏休みに帰ってきた息子を歓迎する親戚たちみたいなシーンは面白かったけど、あそこで中だるみしました。オラフはいらない。必要なのはオラフじゃなくて、エルサを愛してくれる存在だろうが!!!!と憤慨していた矢先にあのラストシーンだったので、不意打ちをくらった感じです。愛=異性というわけではないもんなあ。

 アナの相手役のクリストフとエルサ付き合っちゃえばいいのにー。二人で氷の城に住めばいいんですよ。

 主人公が好きか嫌いかで、相当、観方が変わるなあ~。
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三国志英傑伝 関羽

 関羽千里行のお話。三国志の映画。ドニー・イェンが関羽。ところで私のPC「かんう」を一発変換してくれないんだ…。

 関羽はさておき、曹操様かっこよすぎ惚れた。この前観た、チョウ・ユンファの曹操もよかったけど、こちらのチアン・ウェン演じる曹操様の気さくな感じに惚れた。オッチャン!って感じ。とても大悪人には見えない。人間味のあるキャラで、「蒼天航路」の殿みたいだった。脇役だけど張遼が活躍してるので、張遼ファンは観るといいかも。子供に泣かれない張遼が見れるよ!
 関羽と劉備夫人のラブがちょっと意外。ラブとかあるんだ…あってもおかしくないだろうけど…。ちなみに彼の義兄弟の劉備と張飛は一瞬しか出てこない。この軍師誰だろうと思ってたら、荀攸だった。予想外の軍師でびっくりした。叔父さんが見たかった。

 アクション多め…というか、まあそうだよね。ドニーさんだもんね。そして関羽だもんね。「曹操暗殺」ではアクションなにそれ美味しいの?状態だったからなあ…。向こうは数が多くて圧倒はされるけど、魅入りはしない。ドニーさん凄いから!関羽すごいから!関羽あんまり好きじゃなかったけど、ドニーさんの関羽は好きだな私は~。
 後半になるにつれ顔が赤くなっていくのは、例のイメージのせい?

曹操暗殺 三国志外伝

三国志が好きです。


 曹操が好きです。魏が好きです。一番好きな武将は張遼ですが、今回は張遼出ません。
曹操はチョウ・ユンファです。叔父貴です。すごく顔が丸いです。
 一昔前では、曹操といえばとんでもない悪役扱いでしたが、最近では「そんなことなかったんじゃね」という風潮があるそうです。やっと時代が追いついたんだな、と感じました。

 昨年の秋に三国志フェスに行った時に存在を知った映画。司会のお姉さんがめっちゃ玉木宏推してた。そうです。この映画にはセクシー低音ボイスでおなじみの玉木宏が出ているのです。が、中国語吹き替えがなされているので地声を耳にすることは叶いませんでした。ヒロインの幼馴染役なので結構出番があります。宦官です。
 この物語は、帝を蔑ろにしてる曹操ムカツクーという一派が曹操暗殺しちゃおう!という計画を実行するんだけどもー…という話です。夏侯惇や曹仁なども一応出てきますが、モブです。しかもラスト近くになってようやく出てくる。視界の端に眼帯つけてたオッサンいたけど、あれってもしかして…?!のレベルです。関羽も一瞬出てくるのですが、ものすごく弱そうです。
 
ヒロインが某武将とその恋人の娘で、絶世の美女扱い。でも暗殺者。彼女は幼馴染と幸せになるために曹操を殺そうとするんですが、囲われていく内に段々…という、よくある話です。話に聞いていたほど暴君ではないようだし…と心を許しかけたところで、実は親の仇だったことが判明してアレコレ。私的にはもっと恋愛要素いれてもよかったと思います。

 曹操が人格者という感じに描かれていて、曹操派の私にとっては大変おいしいんですが、曹丕はもっとなんとかならんかったのか…。曹丕と吉待医の顔が(丸すぎて)区別がつかないシーンもしばしば。父子愛ももっと見たかったな…。でも最終的には、息子もっと見せろ!という謎の中毒にかかる。

 帝のキャラが、鬱陶しい。帝と曹丕が面会するシーンで流れてた「イヨォ~ ハッ」という歌舞伎っぽい掛け声は何だったのだろう…?

 予想していた以上に面白かったんだけど、予想していた以上にツッコミどころが多かった。この作品世界の暗殺者は、上から下に一直線に落ちるのが好きなようです。モブの方がよっぽど堅実な戦い方してます。

あなたを抱きしめる日まで

思えば去年のこの時期も、ジュディ・デンチ映画を観たような気がする…。
「感動の実話」モノ。ろくにあらすじも知らずに観に行くのはいつものことで、某コンビニのレジで予告編を目にしたのがきっかけ。デンチさんだ!よし行こう。そんな感じ。
 カトリックがこの映画を批判していたのが気になっていた。なんでなんだろう?見て、なるほどと思った。そりゃ批判もするわ。批判というか、痛いところを突かれて逆切れしたように思える。映画を観た後だと。なぜ彼らにはスルースキルがないのか…。

 フィロミナ・リーは修道院にいたころ、子供を身ごもって出産。それでも修道院を出ることは叶わず、奉仕労働の合間を縫って息子との時間を楽しんでいたが、ある日、息子を奪われてしまう。長い間、なぜ息子が急にいなくなったのか解らなかった彼女だが、「修道院がお金持ちの夫婦(ここではアメリカ人とされていた)に子供を売っていた」という事実が判明する。フィロミナと彼女を取材する記者シックススミスは、息子の消息を追ってアメリカへと旅立つ。

 もうねえ。人権ってなんだろうね。宗教って怖い。ラスボスのシスターの清々しいまでの極悪非道っぷりが素晴らしいよ。だって彼女(と仲間たち)からしてみれば、悪いのは「性の快楽」に負けたフィロミナたち(※フィロミナと同じような境遇の娘が大勢いる)で、自分たちは彼女たちを正しい方向に導いていると強く信じている。だから最後のラスボスシスターはあの姿勢で正しかった。これが、「ごめんなさい、あの時の私たちはどうかしてたわ…」のような終わり方だったら、逆に白けるだろうしね。「あんなものに溺れるのは馬鹿。正しくない娘たち」とブチ切れながら、自分がいかにして純潔を守り通してきたかを語るシスター老婆は本当にラスボス。たぶんこのシスターは、フィロミナに赦されたことが気に食わないと思う。
 しかし、外界から遮断されたああいう閉鎖的な空間って、「聖なる場所」というよりは陰惨な感じだな。

 シックススミスという男が、フィロミナのために怒ってくれたけど、当の彼女は人を憎みたくないが故にシスターを許す。シックススミスは神を信じない。神=教会(修道院)によって、フィロミナは息子を失ったのに、それでも神を信じるフィロミナに半ば呆れている。あんな目に遭ったのに…もっと怒っていいのに…。それでも自分に悪いところがあったから…という態度を貫き通すフィロミナに若干イラっとしつつも、「全てを赦す」と言えてしまう彼女を尊敬する。洗脳ってすごいなと思ったのは内緒です。

 はしゃぐデンチさん、かわいいデンチさん。しょんぼりデンチさん。ロマンス小説大好きなデンチさん。デンチファンには堪らない一作。
 泣き虫と定評のある私ですが(映画観てすぐ泣くタイプ)、冒頭からラストまで泣きすぎて頭痛がして、最終的に風邪引いて体調崩しました。2㌔痩せました。瀕死です。
フィロミナの娘時代をやっていた女優さんの演技も素晴らしかったな。

 実話に忠実でなければ、フィロミナと息子を出会わせてあげたかった。観た後に邦題を読むと、色々悲しくなってしまうよ。

マチェーテ・キルズ

マチェーテ つぶやかない
マチェーテ やればできる
マチェーテ ………


 その昔、私がマスチフだの新種のナマハゲだの散々騒いだマチェーテのおっさんが帰ってきました。
伏線的な予告を引っ提げて。

 開始五分で、「あ、これは(観るのに)頭使わなくていい映画だ」と判断。
そのせいか後半のグダグダ駆け込み具合に脳がついていけませんでした。

 マチェーテかわいいゲヘヘと思っていた序盤、メキシコこわい・女の人は特に怖いと思った中盤、ロドリゲス監督の頭の中ってどんな風になってるんだろう…と思った後半。いやあ、色々ありました。全体を通しての感想は、人命の扱いがぞんざいすぎるということでした。それが持ち味っちゃあ持ち味なんだろうけど…。多分マチェーテよりプロペラの方が人の命奪ってます。3Dメガネ必要なシーンあるのに配布されませんでしたけど?!(笑)
 脇役だろうが主要キャラだろうが、要人だろうが関係ない。もう、どんどんどんどんテンポよく消えていく。レディ・ガガもアントニオ・バンデラスも関係ない。セックスマシーンも関係ない。

 メル・ギブソンは何時の間に、あんな役をやるようになったんでしょう。胡散臭さが凄い。そもそもの主演といい、チャーリー・シーンといい、胡散臭い人しか出演してないけど。
後半の宇宙云々~あたりから、もともとアレな感じの世界観が更に怪しくなり…
いいんだけど、いいんだけどね。
ダニー・トレホで遊びすぎかと…いや、いいんですけど。スマホ使いこなしてるマチェーテかわいいし。

 女性陣きれい。
特に、ミス・サン・アントニオ役のアンバー・ハードさんという女優。めっちゃ綺麗。こわいくらいに綺麗。
こわい人は大体きれいです。マチェーテを「色男」と呼び、娘の仇をとろうとするママもきれい。でも怖い。きっとこの人は作品の壁を越えて、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」あたりでも上手くやれる気がします。
 ミシェル・ロドリゲスもっと出番あると思ったんだけどな~。姐さん…。
ジェシカ・アルバ好きだったので、早々に退場して寂しかったです。マチェーテと組むと美女と野獣みたいでよかったんだけどなあ。

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