地獄というより混沌。
あらすじなど
メインキャラが何人かいるんですが、その中でも主役扱いの平田という男とそのお連れ御一行が、私的に苦手でした。平田単品ならまだ平気なんだけど、谷川と御木がセットになると悪ノリが過ぎて見ていてイラつく。あんな風に絡まれたら谷川と御木のメガネ割ってると思う。佐々木が可哀想だった。
極道サイドだけでいい。ターミネーター友近、ロリコン堤、全体的に怖い國村、死のキス使い(ヒロイン)、ついてない青年橋本、國村さんとこの構成員たちエトセトラ。極道なんて日常で遭遇することはまずないから、この人たちのキャラクターは見ていて安心。映画組は、得体の知れない嫌悪が過る。おそらく話が通じなさそうだからなんだよね。知能が低い高いの話ではなく、自分たちの世界だけで生きている感じがして、私は彼らのメガネを叩き割りたい。
妄想シーンと現実シーンが重なっていることが多くて、もしかしてこの流れは全て、あの時点から続いている嘘(妄想)なんじゃないか…って思わせるようなシーン多々。そもそも、こんなぶっ飛んだ流れでいいのか?と思ってしまうような、後半戦。ある意味では夢のようなひととき。不意に出る生々しさが怖い。
笑っていいのかな?と思うシーンもあって、ものすごい数の人が死んでるのに、悲惨な感じはなく、ありえない死に方(手足切断、頭に日本刀刺さる等)があったり、なんでただの映画フリークが銃撃てるんだよって思ったり、ラストにきてクレイジーさが爆発した感じがしました。映画に対して誠実さを求める人には向かない作品。
血の川を滑ってわたるシーンが二回出るとはね!(一回目は幼女)
この幼女も可愛い。冒頭の歌は何だったんだと思ったら、いたるところで歌われるあの歌。
全力歯ぎしりレッツゴー。頭に残る。
堤さん演じる池上のロリコンっぷりが好き。惚れた女にデレッデレだけど、決める時は決める!というところが格好よかったです。國村さんは、もう存在が卑怯だな。何やっても怖い。存じ上げなかったのですが、録音部のおじいさん渋かった…。
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