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観た映画の感想など色々。

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龍三と七人の子分たち

じじい映画。

 「ジジイが最高!」という煽りにつられて…。登場人物の一人がビル・ナイに見えて仕方ありません。そうです、マックです。

 元ヤクザのおじいさんたちが、暴走族上がりのサギ集団と戦う話。
たしかにジジイが最高でした。安田顕も最高でした。男前なのにクズ。クズなのに男前。※クズは褒め言葉です。
 仁義で繋がった爺さんたちと、独裁者によって統率されているサギ集団(わかもの)とでは、行動方法や思考、人との繋がり方、なにもかもが反対で、若者たちが上手く警察を利用するため、「おいおい、まさか爺ちゃんたちバッドエンドなのか…?」と危ぶむシーンも。それでも爺さんたちが得物を手に凄む場面は、こちらの気持ちが盛り上がる感じでした。やっちゃえー撃ってしまえー。

 
 八人のじいさん。

■カミカゼ爺が早くから登場している割に、面々と合流するのが遅かったため、「あれ?これって龍三親分いれて七人なの?」と頭の悪い錯覚を起こす。カミカゼさんは他の面々とは雰囲気が違う。一瞬、Aチームのマードック思い出してごめんなさい。リメイクの方のね。

■若頭のマサが一番好き。彼はナンバー2だからこそ輝くんじゃないかと勝手に思う。一番最初に登場する「子分」。すぐキレる。

■モキチというか中尾彬。まさかの展開にまさかの末路。おそらく退場してからの方が活躍したんじゃなかろうかと思う。若干、不謹慎ではあると思うけど。ああいう状態のモキチをぞんざいに扱ったのは、意図的にだそうです。

■マック。もう何度でも言う。ビル・ナイだこの人。彼の挨拶シーンで、詐欺集団の若人が一言一言にツッコミ入れるシーンがあるんだけど、ツッコミ冴えすぎてて若者も侮れないなと思った。マック自身の活躍としては、すぐ引き金を引ける潔さ。

■ステッキの爺さん。座頭市。

■五寸釘の爺さん。ちょっと影が薄い気もするが、終盤でダーツの腕前を披露する。あの一連のシーン笑った。

■カミソリの爺さん。五寸釘の爺さん同様、ちょっと影が薄い気もする…。後半、カミカゼと一緒に逃避行に及ぶ。

■龍三親分。
自在に屁がこける人。孫のジュウシマツを焼き鳥にしてしまう人。女装デビューしてしまう人。人情に溢れるお方。でもヤクザ。佇まいがカッコイイ。私が北方謙三と間違えてしまった人。

 八人も爺さんいれば、影が薄い人が二人くらいいてもおかしくない割に、一人一人、尺の長短はあるとはいえ見せ場があったんじゃないかなと思います。
私的には、モキチと孫娘のシーンがあるなら、親分と孫のシーンあってもよかったな~と思いました。ジュウシマツ食べちゃったけど。言及まったくされてなかったけど、親分の奥さんの話とか…。
 監督本人も刑事役で出演。美味しいところを掻っ攫っていく役。
アウトレイジと同じノリなのかなと思ったけど違っていた。暴力シーンも酷いものじゃないし、血の量もそんなにない。色んなところで笑えるので、ちょっとハラハラして笑いたい人におすすめ。


 

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