忍者ブログ

観た映画の感想など色々。

Wie du magst

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ディス/コネクト

 ブログやSNSが浸透している生活。ありえないことではない話。既にあったかもしれない話。
他人事じゃない話。

 目があっただけでイジメの標的にされたベン・ボイド君。SNS上で少女からのメッセージを受け取り、彼女の要求に応えて自撮りの写真を送る。
その写真は瞬く間に広がり、どうやっても元に戻すことができなくなる。「少女」の正体は二人の男の子で、彼らは遊びの一環としてベンを追い詰める。
 リメイク版での「キャリー」でも思ったけど、いじめっこって変なところでは賢い(ネットを悪用するということ)のにバカだよね。想像力がないんだろうね。
そういう人ってわりと何処にでもいて、私も想像力のないバカに酷い目に遭わされたことがある。ネットは全く関係ないんだけど、目先のこと(この場合はバカ側の楽しみや利益)しか見えてなくて、他人がどう傷つくとか考えてないんだよ。結果として誰かが傷ついても「こんな風になるとは思ってなかった」とか言うわけです。そして二の句は「知らなかったから許してor忘れて」なんだよね。本当にバカ。そもそもベン君と目合っただけで「あいついじめてやろう」っていう発想になるのが、意味わかんない。野生動物なのか。そして彼らのサーチ力に脱帽。数少ない情報を元に、本人を探し出すなんて、なんなのあいつらプロなの。

 追い詰められたベンは、首吊り。発見したのはベンの姉。このシーンが予告編で流れた時、鳥肌がぞわぞわと立ったんだけど、本編でもゾワゾワした。というか目頭熱くなったね。作中でメインになる人物はまだいるんだけど、一番話の行方が気になったのはベン君とその家族周辺。なんか一番ね感情移入しやすかった。
 でも納得いかなかったのは決着のつけ方で、お互いの父親同士が殴りあって解決するっていう結末。しかも最終的に友情芽生えちゃってる感があるの。いつの少年漫画だよ。
 
 他の人たちはと言うと、子供をなくした夫婦は個人情報抜かれて金銭的被害を受ける。ニュース番組のレポーターが、売春サイトの少年と絆育もうとしてアレコレ。
夫婦の話は、ディーヴァーの『ソウル・コレクター』に似ていてドキドキしました。夫役がアレキサンダー・スカルスガルドだったのですが、今回は死ななくてよかったです。というかイケメン過ぎて、画面に映る度にときめいていました。眼鏡姿はレアだと思います。
 物語が始まった時はギクシャクしていた関係の夫婦も、「復讐」を共にしようとすることで、修復していく感じがよかったです。っていっても不法侵入とかしてるんですけど。というか他の二組が「で?どうなったの?」的な終わり方だったので、この夫婦が一番まともに見えるのかもしれません。
 売春サイト~の話は、最初は良かったんだけどねえ。大人って汚いね。って話。

 ブログとかSNSとかネットの世界って、普段は便利な面しか見えていないんですね。
画面の向こうにいる人が、自分にとっての良い人だと盲目的に信じている。信じさせてしまう何かがあるんでしょうね。よく考えてみれば不確かなものなのに。
嘘を吐いているかもしれない、悪意があるのかもしれない。性善説になるんでしょうか。
まあ、あなたってステキ!とか褒められたら悪い気がしませんしね。
 それが嫌なら回線切れよという話になるのかな。極端だけど。でも自分が繋がっていなくても、周りの人間から巻き込まれるってこともあるでしょうしね。
何はともあれアレックスさんがイケメンでした。うん。アレックスさんの素敵さを堪能したい方はぜひ見てください。

 試写会で観ました。本編とは関係ないのですが、始まる前にスクリーンの左上に、一時停止のマークが映し出された時ちょっと冷めました。
案内係りの警備員さんが「ディス!コネクト!」と区切って言っていたのが妙にツボにはまりました。
PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます

プロフィール

HN:
キヨ
性別:
女性

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

訪問者数

Copyright ©  -- Wie du magst --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]