全部マゼランのせい
昔よくあった、秘境に赴いてUMAなどを探す番組。
幻の大蛇ヤーガを求めて、ベラン共和国へ旅立つ一行。
俗に言うヤラセ番組を面白おかしく撮ろうとするプロデューサーたちと、前にやった役のイメージが抜けきれない俳優・杉崎は、序盤こそ、仕事に対する熱意などが噛み合っていない様子だったけれど、だんだんと同じ色に染まっていく。良い意味で。
登場人物が誰も彼も濃いのに、うまくまとまっていたように思えた。話が噛み合わないところは、笑うところ。
失笑、爆笑、一瞬のお色気とシリアス。熱意を込めてバカをやればいいじゃない。そんな映画。他の邦画と比べると失礼ながら地味感があるけれど、そこがいい。もっと宣伝すればいいのになあ。ちなみに主演は藤原達也。
脱ぐよ。
笑うところと言えば、私はマゼランというキャラクターが好きで、彼が出ているシーンは笑いの沸点が低くなる様子で終始笑いっぱなしだった。
だって
ずるいもの。登場シーンも唐突すぎたし、言葉づかいや数回に渡る掌の返しっぷり。現地ガイドとして雇われたけれど、本当は京急川崎駅付近に住んでいる。やりすぎじゃないの?とも思える外見と中身だけど、過剰なくらいがコメディとしてはいいのかも。他の人たちも面白かったんだけど、マゼランは別格だった。
というかマゼランしかまともに名前覚えてない。
私の中では主役はマゼラン。
いい意味で適当で、ツッコミ入れながら観れるのでオススメ。心の中で。
ピラニアは自ら人襲わないだろー!とか、情勢くらい調べてけよとか、原始猿人よ食人族にしとけよ(これは希望)とか色々あるよ。エンドロールで、外国人だと思ってた人たちの表記が漢字だった瞬間は驚きすぎて変な声出た。お前も!お前も!日本人だったのか!!現地度が半端ないと思っていたのに…!
主題歌はウルフルズ。いい感じ(´ω`)
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