忍者ブログ

観た映画の感想など色々。

Wie du magst

   
カテゴリー「洋画」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

グランド・ブダペスト・ホテル

雑感です。

 全体的に、美味しそうな色でした。かわいいパステル系の色で、ミニチュアの街を見ているみたい。
サスペンスかつコメディ。コメディ色の方が強いかな。レイフ・ファインズ演じるコンシェルジュのグスタフが、憎めないキャラ。若い女性から老婆まで手広いストライクゾーン。善人ではないけど悪人でもない、不思議な魅力のある男。というかレイフ・ファインズに見惚れる映画。

 キャストがよかったね。
レイフ推しですが、エドワード・ノートンとかエイドリアン・ブロディとかマチュー・アマルリックとか最高でした。関係ないですがミスター・ブロディは早くラスプーチンやればいいと思います。ネタキャラ扱いなのか何なのか不明ですが、ウィレム・デフォーの役柄が武骨な感じで良かったです。破天荒なキャラです。
 あと久々にジェフ・ゴールドブラムをスクリーンで観ましたね。私の中ではマルコム博士の印象が強い彼ですが、いや年とったなあ。61歳だもんなあ。というかそんなに年とってたのか…指が痛そうです。

 ウェス・アンダーソン作品の中で一番好きかも、と思いました。いちいち可愛いし、キャストが好みだし、サスペンス色よりコメディの方が強いのが勿体ない気もするけど。ラブもあるよ。
PR

ハミングバード

二代目闘うコックさんはステイサムになったようです(初代は言わずもがなセガール)。

 「イースタン・プロミス」の脚本をやっていた人が、監督ということで興味がわいた。
だいたいいつものステイサムです。無口でクールなステイサムです。初登場時はちょっとだけ髪の毛があるステイサムです。でも剃ります。

 ステイサムは特殊部隊の一員だったんですが、自分以外の部隊が全滅したこと/それに対して復讐をしたこと…がトラウマになっているようで、時々脳内にトリップします。帰国して入院していた彼ですが脱走し、映画冒頭時にはイザベルという少女と路上生活(ホームレス)をしていました。
 簡単なあらすじだけ観た時に、イザベルと何かあるんだろうなあと思ったら、わりとすぐに退場していてびっくりしました。まあそれでステイサムが仇討ちに乗り出すんですが。

 ステイサムがイザベルに執着する理由って、娘のように思ってたからなのかしら。
彼には別れた(別れざるをえなかった?)妻と娘がいて、それとは別に恋の相手としてシスターもいるわけ。
じゃあイザベルの役割ってなんだったんだろう。どういう経緯でイザベルと一緒に行動するようになったか~というシーンがあったら私的にはよかった。

 肉焼いたりシスター口説く時にも、しっかりと覚えていて、その死に激昂するほどの関係だったのに。

 ステイサム氏は生粋のファイターだと思っているので、そのアクションシーンには惚れ惚れします。だからこそ、あるシーンで銃を持ちだしたときは、なんていうかちょっと裏切られた気分になりましたw

チョコレート・ドーナツ

何の予備知識もなく観に行ったもの。新聞の広告で大絶賛と書かれていた。
本当に何も知らない状態。誰が出てるのかもわからない。あらすじすら読んでない。
誰かが言った「すごくいい」を胸に抱いて観に行った。

 そしたら本当に「すごくよかった」。
かわいい邦題に騙された。何だチョコレートドーナツって。甘いのか。いや甘くないよ。甘ったるい内容だと思ってた。ハッピーエンドになるものだと思ってた。苦い方のチョコレートだった。違ってた。

 ゲイカップル(マイノリティ)が、知的障害の少年(マイノリティ)と親子になろうとした話。

 親子になろうとしたというのは、少年マルコの母親が麻薬中毒者で、我が子よりも自分の快楽を優先するような母親だから。彼女が服役している間、ルディとポールという二人の男性がマルコの面倒を看ることに。
 
 どこからどう見ても、幸せな家族。互いを慈しみ合っている三人。
「差別」という目がなければ、それはずっと続いたのに。

 誰にもどうしようもなかったことで、職を失ったり、夢の邪魔をされたりすることは残酷であると思う。
肌の色だったり、病気だったり、嗜好だったりということで。
 マルコの成長っぷりを見れば、母親と暮らしていた時よりも幸せ・彼自身の成長が素晴らしいと誰にだって解るのに。そういう結果が出ていても、理解のない人間は自分たちと違うものは敵だとして、それを認めない。

 後半でポールが「あの子(マルコのこと)は誰にも必要とされていない。障害があるからだ。でも私たちはそんな彼でも構わない。誰もいらないなら、私たちにくれ」的なことを裁判所で言うんですが、障害を扱ったもので、ここまでハッキリとそれに触れたのは、私は観たことなかったです。
 それ言っちゃうんだ。言わせちゃうんだ。すっぱりと。これは凄い映画だ、とここで思いました。
現にマルコの母は息子がいらなかったんです。施設だって持て余していた。だったら収まるところに収まった方が良かっただろうに。
 
 裁判が終わって、暗転してルディが歌うシーンに移ったところで、結末はどうなるんだろうと思った。
やたら悲しい歌を彼が歌うので、一体三人に何があったんだろう…と思っていたら。
「どうせハッピーエンドになるんでしょ」という思いもあったから、少年の最期とポールの手紙には泣かされました。
 ひどい話でした。
いい話であることに変わりはないけど、ひどい話でした。
渦中のマルコの気持ちが置いてきぼりで、俗に言う「普通の人たち」はマルコを最適な環境に置くために、「少数派」であり、マルコが一緒にいたと思っていた二人を冷酷に傷つけます。ひどい話です。何の権利があって…そんなことするんでしょうね。またポールの上司とか、州検察官とか嫌な感じが染み出ててむかつくんですよね。

 アラン・カミングの謎の色気!
主演のルディ、どっかで見たことあるんだけど思い出せない…一体どこだ。この顔見たことある…。
悶々としてクレジット迎えたら、あらまあアラン・カミングじゃないの!
びっくりした。なんという女性的。いや女性以上の色香だこれ。そして、おかん気質。

X‐MEN フューチャー&パスト

主人公って誰でしたっけ。

 ウルヴァリンSAMURAI以外のシリーズ作品は観ました。真田さん真田さん騒いでいるわりにはSAMURAI観なかった。今も観てない。テレビ待ちしてたらファースト・ジェネレーションの方が先に放映してしまった。まあそうか。

 世紀末臭のする冒頭から、登場人物が有り難くも長い状況説明を開始し、肉体的にも精神的にも丈夫なウルヴァリンさんが過去へ旅立ちます。若かりし頃の教授とヘルメットじいちゃんを説得して、とある人物の死を喰いとめるためです。今作はウルヴァリンを主人公のように見せかけた、ジェニファー・ローレンス映画です。
 今までの「1~3」シリーズのことは忘れて観た方がいいと思います。

 活躍してるのは、若チャールズ、若エリック、ミスティーク、ビーストで、ウルヴァリンは渦中にいるのに傍観者っぽい。歴史を変えてしまうかもしれない立ち位置にいるから仕方ないのかもしれないけど。エリックという名のファスベンダーさんの見せ場が多くてよかった。アザゼルさんやエンジェル(女の子の方)がいなかったのは残念だった。

 なんかもうレイヴン・ミスティークが健気でさ、チャールズでもビーストでもエリックでもいいから彼女を幸せにしてやってよ!と思い、エリックも不憫でならないから彼も幸せにしてあげてよ!と思ってしまった。ミスティークのポジションが少女マンガのヒロインみたいでかなり美味しいと思うんだけど、誰と一緒にいるのが一番いいんだろうね。チャールズの回想で、初めて彼と出会った時のシーン流れたけど、あれは不意打ちだと思うの。ミスティーク超かわいい。

 以下、びびっときたところ。

 ウルヴァリンさんがとある事情で、「私は誰?ここは何処?」状態になった時に、自分がミュータントだっていうことも忘れて、ビーストくんにマジでビビるところは一見の価値ありです。今作で私のウルヴァリンに対する感想ってこれくらいだ。あと裸。

 ボビーむかつく。あいつは過去の作品で、ローグを捨ててキティを選らんだくせに最後にちゃっかりローグとキャッキャしてたのが許せない。
 キティといえば何で彼女の能力(透過能力)でタイムトラベルできるんですか?どういう力なの。

 クイックシルバーという名のイケメン。エリックをもっと困らせてほしかった。

 エリックが銀色の球体を掌で転がしているのをみて、ペルソナの神取思い出した。ヘルメットはやっぱりダサい。ヘルメットと一緒に保管されていたエンジェルの羽ください><

アナと雪の女王

アナだと思ってたらアナじゃなかった!

 そう、姉でした。
私アナちょっと嫌いかな~。もうエルサが不憫すぎて不憫すぎて…アナはいいからエルサをもっと見せろよ!と。

 冒頭に流れた音楽が「ライオンキング」を彷彿とさせまして、イボイノシシ出てきたらどうしようと凄く焦りました。
私は不憫なキャラに惹かれるきらいがあるので、エルサ姉さまがツボすぎたわけです。エルサ視点もっとあってもよかったのではと思います。エルサは歌もよかった。松たか子素敵すぎた。しかし髪型はどうかと思う。

 アナが苦手だな~と思った理由ですが、序盤の「空気読めないところ」と「お姉ちゃんを蔑ろにするところ」点かと思われます。出会った瞬間に「好きな料理何?サンドイッチ!同じだ!」同じだとか言っちゃう相手にホイホイついていくなよ…。夢見る年頃&魔法に対する記憶が抜けているとはいえ、軽薄な感じがイラつきました。あとなんか某ぽっちゃり女芸人を思い出してむかつく。
 雪の女王と化したエルサを追う理由といえば、「雪を止めてほしいから」。それも自分のために。エルサを化け物扱いする国民たちより、性質が悪い。でも、記憶があったらこんなこと言わないのかもしれないな…。wiki見たら「姉のエルサを想って追いかける~」みたいな記述がありましたが、どうもそういう風には思えなかった。

 オラフもいりません。ゴブリンたちもよくわかんないです。人の話を聞いてください。夏休みに帰ってきた息子を歓迎する親戚たちみたいなシーンは面白かったけど、あそこで中だるみしました。オラフはいらない。必要なのはオラフじゃなくて、エルサを愛してくれる存在だろうが!!!!と憤慨していた矢先にあのラストシーンだったので、不意打ちをくらった感じです。愛=異性というわけではないもんなあ。

 アナの相手役のクリストフとエルサ付き合っちゃえばいいのにー。二人で氷の城に住めばいいんですよ。

 主人公が好きか嫌いかで、相当、観方が変わるなあ~。

プロフィール

HN:
キヨ
性別:
女性

カレンダー

05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

訪問者数

Copyright ©  -- Wie du magst --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]