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観た映画の感想など色々。

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カテゴリー「洋画」の記事一覧

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ミュータント・タートルズ

期待値:∞


 2D字幕で鑑賞。
私の中では、レオナルドが大塚芳忠さんでラファエロが塩沢兼人さんで、サワキちゃんとスプリンター先生がお友達で、ピンクの脳みそがウザかわいい。そんなタートルズだった。一番最初に好きになったのはドナテロで、いつしかレオちゃんが好きになってた。ネズミは大嫌いだけど、スプリンター先生なら大歓迎だった。これはアニメ版の話。

 んで映画版。
思った以上にスプリンター先生がネズミでびっくりした。
サワキちゃんは何がしたかった。
わかりやすいサックスとかいう裏切りそうなキャラ。
亀にピザあげちゃう、アホの子エイプリル。
リーダーなのになんとなく影が薄いような気がしたレオナルド…

 ラファエロが主人公っぽい。ミケランジェロは空気読めていなさそうで一番賢いような気がした。陽気でアホキャラっぽいけど、それ故に彼が喋ったり何かする度に注目される。率先してエイプリルにちょっかい出したり、いらんこと言ったりして面白い。現に彼が何かする度に、私の隣に座ってたラッパー青年が爆笑してた。きっと波調があったんだと思う。
 アクションはどこ見ていいか解んなくて困りました。雪滑るシーンは、早すぎて解んなかった。スプリンター先生の格闘シーンは、しっぽを使っての攻撃があるので更に混乱。でも好きだ…師匠…。亀たちに忍術教えるために、独自に忍術覚えちゃう先生ステキ…。でもドブネズミ感が半端ない。よかったよね、ヌードマウスじゃなくて。
 でも結構楽しめたんですよ。本当だよ。
吹き替え版で観たいような気もするけど、キャストが私的にイマイチ…。スプリンター先生とエイプリルがタレントって聞いて、見る気失せた。3Dは眼が疲れそうだな~。酔いそうだ。もう一回くらい観てもいいかなーと思いました。






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ジャッジ 裁かれる判事

サブタイトル邪魔。サブタイトルいらない。


 サブタイトルのせいで違う内容を想像してしまったけれど、観たら予想に反していい映画!
ファザコンだっていいじゃない。衝突したっていいじゃない。解りあえたからハッピーになれるよ!家族の絆っていいね、っていう映画。
 私的には、エキセントリックなイメージのあるダウニー氏だけど、こういう落ち着いた感じの(でもコンプレックスに塗れている)役もいいね。家族(特に父親)のことになると、なりふり構わずという風なのがまたいいね。しかし下まつ毛が気になるね。

 弁護士のヘンリーは、母の死によってインディアナに帰郷。色んなものと確執があるようで、あまり帰ってきたくなかった様子。その最大の要因が、判事である父親。昔のイザコザがあり、ヘンリーは父親に対して素直になれない。それは父親ジョセフも同じ様子。この二人の関係は、ジョセフにかけられた殺人容疑で、少しずつ変わっていくが……

 デュバルおじいちゃんが、いい感じだこれ。息子ダウニーも、いい感じだこれ。なんだかんだ言ってお父ちゃん大好きなんだ。突然の介護にも動じない。おじいちゃんも、息子大好きなんだ。この二人、似た者同士すぎて、今まで合わなかっただけなんだ。それに気づくのが、ちょっと遅かった。残念だなあ。でも解っただけいいよね…。
 ハリケーンが襲ってきているのに、デュバルおじいちゃんが外に出てってしまうシーンはハラハラしましたが、その後のお互いの不満ぶつけシーンがすごくよかった。今まで息子ダウニーが思ってきたことをぶちまけてくれてよかった。その後、おじいちゃん裁判のシーンの中で返答があるので、演出が上手かったと思います。
 演出が上手いと言えば、いくつも同じ仕草を違うシーンで見かけたりしました。それを行うのは別の人なんだけど、よくよく考えると皆家族(血が繋がっているという意味)がやってたのねー。私はデュバルおじいちゃんに飴をねだりたいです。

 敵方の弁護士が、ビリー・ボブ・ソーントンでした。顔も解るし、昔アンジェリーナと付き合ってたアイツってことも何となく覚えているのに、バッドサンタだったし、それなのに名前が出てこない。いい感じに年とったなー。昔から年取った顔してたけど。

 娘かわいかったですね。美人系ではないけど、愛嬌がある感じ。待望の女孫に喜ぶおじいちゃん可愛い。こんだけおじいちゃんが喜ぶんだから、おじいちゃん最愛のおばあちゃんも喜ぶ姿が見たかったよ。

 昔の彼女とのメタリカのくだりとか、まさか自分の娘とチューしちゃったんじゃと悩んだりするシーンとか、コメディとまではいかないけど、面白いシーン有り。イライラしてるダウニーから、ハラハラさせてくれるダウニーに、ニヤニヤしてるダウニーなど、ダウニーファンにはきっと堪らないはず。孫にメロメロなおじいちゃんも必見。


 



宇宙人王さんとの遭遇

B級コメディだとばかり。


 思っていたのに。
ローマの民家にやってきた王さんという宇宙人の言語を通訳するため、ガイアという女性が召喚される。ガイアさんの専攻は中国語。王さんは「地球で最も使用されている言語」として中国語を勉強してやってきた。そしておそらく民族性も勉強していたのではないかと思われる。

 のんきなガイアとは反対に、王さんを拘束している組織の局長は、王さんが「侵略」のためにやってきたのではないかと疑い続け、何度も尋問を繰り返す。そして拷問。ガイアは「非人道的だ!」と局長を責め、段々と衰弱していく王さんの親身になる。途中まではハートフルストーリーなんだねウフフと思っていたんだが、やっぱりガイアさんの能天気さが仇となった結末を迎える。

 王さんのガイアに向けての最後の台詞が頭に残ってる。
それを聴くまで、王さんマジ紳士!と思っていた私をどうにかしてやりたい。
「お前バカだな」
身も蓋もない台詞。拷問から彼?を助けて、手を繋いで拘束されていた地下から逃げ、窓の外を見た瞬間、ガイアと同じ表情をした。上記の王さんの台詞は追撃以外の何物でもない。やっぱり宇宙人と人間は解りあえないということなんだろうね。
 「お前バカだな」の言い方が、知り合いの上海人によく似てました。

レポゼッション・メン

たとえば、借金を回収するように。

 闇の取り立て屋さんのお話でした。SF?SFなのかこれ。SFのようです。
借金の回収と言うけれど、あんな乱暴な方法が主流なのだろうか…。
 臓器を移植したけれど、その代金を払えなかった人たちのところへ、主人公レミーのような回収屋が赴く。狙いは代金ではなく、臓器そのもの。その回収は日時場所関係なく行われた。
 レミーは妻子あり。妻は彼に回収業をやめて販売へ移ってもらいたいと思っている。妻の「あて馬」臭が酷い。全体的に妻は扱いが酷い。
 小学生時代からの幼馴染(腐れ縁ともいう)であるジェイクとは業務上では相棒。このジェイクがやばい。レミーに対する愛情と言っていいのか、それとも単なるエゴなのか。彼のレミーに対する熱い思いが全ての元凶だった。おそらくこの物語は、ジェイクという存在がいなければ発展しなかったであろう物語である。
 そんなわけで、元妻とか道中でレミーが心惹かれるベスとか、彼の愛息子であるピーターですら少し霞んで見える。でもやっぱりエゴだよね。ジェイクのエゴ。それに便乗した上司の悪意。それらに翻弄された可哀想なレミー。
 
 またハッピーエンドかあ、と思ったらあんなラストでびっくりしました。後味悪いの好きですが、さすがにちょっとあんまりじゃないか…と思いました。ジェイク怖いよねっていう感想が強い。ラスト近くの、レミーとベスの臓器回収シーンは、いやらしいことしてないのに、いやらしい感じがしてドキドキしました。「ブレイド」でブレイドがカレンの血を吸うところ並みにいやらしいです。いやらしいけど痛そうでした。
 
 音楽よかったですね。最終取り立てシーンで、レミーがユニオン本社で暴れる後ろで流れてる音楽がいい。そしてレミーすごい。というか、ジュード・ロウね。流石ですね。男前です。ムキムキしてるんですねー。スマートなイメージしかなかったので、これにもびっくり。
女性陣はあんまり印象にないです。

 

テール しっぽのある美女

美女はいたけど、なんなのこれ。


 ノルウェー産のホラーファンタジー映画。なんでミステリーの棚にあったんだろう。騙された。
騙されたといえば、パッケージ裏のあらすじにも騙された。棚から引き抜いた時から嫌な予感はしていた。でも少し気になっていた作品だし、金髪のお姉さん美人だったし…。あらすじに、「北欧神話に登場するフルドラの化身」とかそんな感じのことが書かれていて、北欧神話スキーとしては見逃せなかった。しかし結論としては見逃してもよかった。多分、映画館で観てたら切れてたと思う。

 オープニングに流れる民族調の音楽は◎。どこか心がウキウキするような音楽が流れている中、物語の主人公エルヴィスは盛大にゲロを吐いていた。彼は最初から最後まで嘔吐している。嘔吐系主人公。ビビリのくせに行動力がある奴で、勇気があるんだか、ただのバカなのかは観る人によって違うはず。私は後者だと思う。相棒にレオ。ガムくちゃくちゃ系相棒。エルヴィスに比べると冷静沈着で、分析力に長ける。だけど本当は体が弱い。
 二人はバラバラ死体が発見された家の掃除をしている。この死体もある意味重要人物。ボロボロになった顔しか映らないため、殆どが声だけの出演だけれど超重要。死体は損傷が激しく、その足りない部分を探すために、エルヴィスたちは床下の捜索をすることになる。そして彼らは、地下の研究室のような場所を発見。そこで、美しいが全裸の美女ターレに出会う。寒そう。

 ターレは人外のモノ。死体になってしまった男が、森から連れてきてしまったもの。ターレは彼女の仲間たちと全く別の姿をしており、癒しの力を有している。この彼女を連れ出した男との関係は、全て語られたわけではないんだけど、回想シーンを見る限りでは、私的にかなり好きな感じです。「モールス」(クロエちゃんの方)の、エリ様とオッサンの関係を思い出しました。立場などは異なりますが、雰囲気はある。
 吹雪く森の中を、赤ん坊だった彼女を抱えて「仲間たち」から逃げる男のカットがこの映画のハイライト。

 回想シーンが結構多く、ターレという存在は一体なんなのか、仲間たちとは一体なんなのか?仲間たちと彼女の対決は…?この「仲間たち」のビジュアルが、出たよ四足系人間。一番嫌だ。最初の登場シーンは、レオが電話しているシーン。レオのバストショット、後ろは道路。その道路に、ちらっと何かがいる。細くて茶色い何か。それが電話で話しているレオをじっと見つめている。彼が振り向くや否や、脇道に逃げていくソレ。もう嫌!こういうの本当苦手!
 姿が現れない。気配だけ感じる。
化け物視点のシーンが最高に嫌い。「お前らは知らないけど、私たちはお前らを見ているよ」的なシーン。In 草むら。化け物の吐息とか入ってたら尚嫌だ。
 ちらちらちらちら現れるなら一気に現れてよ!ひと思いに楽にさせてくれ!と、エルヴィス並みにビビっていたーーそんな矢先、ようやく姿を現した彼ら(彼女?)は、二足歩行のガリッガリ、ボサボサ黒髪の姿でした。全裸な。どう形容したらいいか解らないんですが、『進撃の巨人』という漫画の巨人化したエレンが一番似ていると思います。

 エレンたちはエルヴィスやターレに敵意はないようですが、ラスト15分くらいで急展開。
なんか急に謎の組織出てきた。何の前触れもなく出てきたので唖然とした。白い防護服&銃所持の厳つい感じの男たち出てきた。ドヤ顔の老リーダーが、何が起こったか解らないエルヴィス&私にご大層にも自己紹介してくれた。
 「私たちはある方の為に働いている。…そうだな、仮にその方のことをニーナとでも言っておこうか…」
ラスト15分で何言ってんだコイツ。急展開についていけない私とエルヴィスをよそに、ターレとその仲間たちが、謎の組織を退治してくれました。おまけにターレは癒しの力でレオを健康体にしてくれましたとさ御終い。

 …えっ?

 まあね、ターレの正体とかね、しっぽがどうのこうのとかね(ターレはしっぽに力貯めてたけど、人間のように見せるために切られたらしい)、レオの病気とかね、エレンたちとかね。いいんですよ別に。最悪、何もなくてもいいんですよ。変な話だったな~くらいで済むから。
 でもね、ニーナって誰だよ!?
風呂敷広げたら畳んでよ!突然の組織は何だったの一体。おそらく、ターレの癒しの力が欲しかったとかそんな感じなんでしょうけど、あんなワケありっぽく登場しておいて、老人にドヤ顔させておいて瞬殺とか酷いんじゃないでしょうか。ニーナって誰よ。ねえ、ニーナって本当に誰?見逃したシーンあったのかしら?と思うくらい、ニーナについての説明がない。あっ、もしかしてこの謎がミステリーにジャンル分けされた理由?ひどいよ、ひどすぎる。不完全燃焼という意味の酷さを感じるとは思わなかった…。

 で、あと、あらすじに書いてあった「フルドラ」という言葉は劇中にたった一回しか出てこない。それもエルヴィスたちが会社に報告するための書類の一文。「もしかしたら彼女は森の精霊、フルドラだったのかもしれない…」と。ものは言いよう。

 映画とは関係ないけど、フルドラって結局何なの?と調べたところ、いわゆる「エルフ」のことらしい。前から見ると美しいけど、後ろから見ると木の洞のような姿をしているそうです。エルフとは言うけど、男性はいないそうな。そして北欧神話は関係ないようで、ノルウェーやスウェーデンの民間伝承に登場するそうですよ、あらすじ詐欺だ…。


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