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観た映画の感想など色々。

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カニバル


 スペイン映画の方です。あらすじなどはこちらから


 色々と惜しい!絶対好みな作品だと思うのに、何も響かなかった…。
残念だ。カルロスがダイハードのハンス風だったのにはドキドキした。
 
 ヒロイン・ニーナに会うまで、欲しくなった女は殺して食べていたけれど、どうしてだかニーナだけは無理だった。たぶん語られた彼の人生の中で、一番密接に通じたのがニーナだとは思うんだけど、それを上手く伝えられないため、彼女に誤解を与えてしまう。カルロスの言葉が少ないように、この映画は無駄な雑音が一切ない。単調といえば単調で、丁寧といえば丁寧。ホラー映画のジャンルに分類されているようだけど、ホラー要素はないと思う。怖い話ではない。不気味な話。静かで、冷たい話だと思う。間違ってもエンタメ性を期待してはいけない。
 
 「私のニーナ…」というカルロスの言葉から、色々想像するの楽しいんだけれど、それだけじゃちょっと物足りないかな。カニバリズムと言えば、レクター博士とクラリスなんですが、カルロスとニーナの関係とは全くベツモノ。そこもきっと物足りなかった。
 合わなかった。
きっと、ただそれだけなんだと思う。
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龍が如く 劇場版

悪い方の三池監督作品


 何が悪いかは推して知るべし。
元ネタはセガから出てるゲーム。私は真島の兄さんが大好きなんだけど、やっぱ実写よりゲーム版の方がいいなって思った。ヒャッハー。
 雰囲気はあるし、キャラクターの外見も結構再現できてるんだけど違和感を感じる。「そこを忠実にしちゃう?」という気持ちがあった。せっかく実写化したんだから、錦山の髪型はもっとなんとかなったでしょう。生身の人間なんだからさ。

 北村一輝と岸谷五朗は寧ろ好きな役者だったんだけど、桐生さんにも真島さんでもないような気がした…。初見は似てる!と思った真島さんだけど、動くとなんか違う…髪型か!それでも真島さんが映ってると嬉しい気持ちになるのは何故だ。結果的に真島さんしか残ってない。印象。

 ドンパチシーンあるのに気持ちが今一つ盛り上がらない。サエコがうるさい。もう喋るな騒ぐな動くな画面に映るな。
 
とにかく煩い。強盗バカップルはいてもいなくてもよかったけれど、敢えて言えるならば居ない方がよかった。勝手に二人で盛り上がって勝手に死んでいっただけだった。
遥ちゃんと桐生さんの話をもっと掘り下げてくれたらなあ~と思ってみたり。荒川良々の武器屋はいいキャラクターだったかな。伊達さん(松重豊)は悪くはなかったけれど、どうせだったら山路さん本人で見たかった(´・ω・`)

 私的に三池作品はアタリハズレが多いように思う。十三人の資格はすごい面白かったので、あんな感じで「見参」か「維新」を撮ってくれたらなあ…。

 

ミュータント・タートルズ(二回目)

またまた行ってきました。二週間ぶり二回目。字幕2D。
映画の日のためか、激混みでした。

やっぱり一度目と同じところで笑ってしまう。
そして一度目と同じところで「?」マークが浮かぶ。

 たとえば、サックスがエイプリルに「九世紀の日本がうんたらかんたら~」と語るシーン。屏風の絵がその当時の日本を描いているのだとしたら、どう見ても九世紀日本に見えない。錬金術師と解毒剤は何の事を言っているのかな?という疑問。暗黒時代って室町のこと?
 あと「ハシ」。懲罰房のこと?何と勘違いして「ハシ」なんだろう?お箸?橋?端?吹き替えだと違う単語なのかな。
 99種類のチーズ…本当にあるのかな。アジアーゴ・チーズは確認できた。アジアーゴ高原という場所があるんだね。99種もチーズ乗っけたら、風味がカオスになっちゃったりしないかな。

 知ってるのにスプリンター先生のドブネズミっぷりに驚いてしまう。
それはそうと、やっぱり先生は元人間設定がよかったよ。折角、シュレッダーと対決するシーンがあったんだからさあ…ねえ?シュレッダーの顔見たかったなー。

妻への家路

試写会で観てきました。
詳細は公式ページで。

 結論だけ言うなら、めっちゃいい話。スピルバーグを以て「傑作」と言わしめたのも頷けるし、この作品でコン・リーがとある賞を取れなかった時に「審査員は何を見てたんだ!」と激怒したのも解る。それくらいコン・リーの演技は素晴らしかった。※たぶん台湾の映画祭だったと思います。
 
 20年ぶりに再会したある夫婦。妻は夫のことだけを忘れていた。
夫は様々な方法で妻に思い出してもらおうとするが、上手くいかない。何が原因で彼女はあんな風になってしまったのか…明確な理由は出てきませんが、おそらく原因であるだろうという事は出てくる。あまりにも思い出してくれないので、一種のプレイなんじゃ…と下世話なことを考える。
 自分のことだけすっかりと抜け落ちているのに、決して諦めず努力し続ける夫の姿が涙を誘う。それに妻にも。彼女はずっと旦那を待ち続けている。「五日になれば帰ってくる」という言葉を信じて。もちろん、その約束の五日はすぐに終わってしまうのだけれど、彼女の中では翌日は常に五日。夫の名前を書いた手作りの看板を持って駅へ彼を迎えにいく。それを何年も続けた。きっと死ぬまで続ける。その隣に、彼がいるにも関わらず。

 という感じの、切なすぎる話です。
夫婦の話と、この二人の娘の話もあります。娘はバレエをやっていたのですが、実力があったにも関わらず、父親が逃亡犯ということで主役になれませんでした。娘はそのことで父親を憎んでいて、彼の居場所を密告します。
 しかし母親の病気のこともあり、釈放された父親を迎えに行ったり、母の事を思って行動する父を見ている内に、自分のしたことを悔いるように。父親に「あの時、密告したのは自分だ」と告白するも、父は既に知っており…という展開や、母親から憎悪されていることを打ち明ける展開、そしてその〆等、私的に良かったです。一番感情移入しやすいのが、私にとっては娘でした。
 願わくば三人の願いが一気に叶ってしまえばよかったんですが…。なんとも言えない寂しさでした。やるせない気持ちが沸々と。

 夫が妻に他人のふりをして、自分の書いた手紙を読んで聞かせるシーンや、思い出の曲をピアノで弾くシーンなんて最高でした。

 記憶喪失モノで大体これをすれば元通りになる!という選択肢が悉く効果を発揮しない、そんな現実の厳しさ。

 平日のレイトショーあたりに、もう一度ゆっくりと観たいです。




 と、いうのも、試写会でお笑いライブでも見てんのか?というくらい爆笑している一団がいたので、余韻もへったくれもなかったのでした。映画自体は良かったので、余計にムカつきました。茶の間でバラエティ観てるような感覚なのかな。そこだけ残念。そんなに何が面白かったの?と問い詰めて差し上げたかったです。


ミュータント・タートルズ

期待値:∞


 2D字幕で鑑賞。
私の中では、レオナルドが大塚芳忠さんでラファエロが塩沢兼人さんで、サワキちゃんとスプリンター先生がお友達で、ピンクの脳みそがウザかわいい。そんなタートルズだった。一番最初に好きになったのはドナテロで、いつしかレオちゃんが好きになってた。ネズミは大嫌いだけど、スプリンター先生なら大歓迎だった。これはアニメ版の話。

 んで映画版。
思った以上にスプリンター先生がネズミでびっくりした。
サワキちゃんは何がしたかった。
わかりやすいサックスとかいう裏切りそうなキャラ。
亀にピザあげちゃう、アホの子エイプリル。
リーダーなのになんとなく影が薄いような気がしたレオナルド…

 ラファエロが主人公っぽい。ミケランジェロは空気読めていなさそうで一番賢いような気がした。陽気でアホキャラっぽいけど、それ故に彼が喋ったり何かする度に注目される。率先してエイプリルにちょっかい出したり、いらんこと言ったりして面白い。現に彼が何かする度に、私の隣に座ってたラッパー青年が爆笑してた。きっと波調があったんだと思う。
 アクションはどこ見ていいか解んなくて困りました。雪滑るシーンは、早すぎて解んなかった。スプリンター先生の格闘シーンは、しっぽを使っての攻撃があるので更に混乱。でも好きだ…師匠…。亀たちに忍術教えるために、独自に忍術覚えちゃう先生ステキ…。でもドブネズミ感が半端ない。よかったよね、ヌードマウスじゃなくて。
 でも結構楽しめたんですよ。本当だよ。
吹き替え版で観たいような気もするけど、キャストが私的にイマイチ…。スプリンター先生とエイプリルがタレントって聞いて、見る気失せた。3Dは眼が疲れそうだな~。酔いそうだ。もう一回くらい観てもいいかなーと思いました。






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