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観た映画の感想など色々。

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みんな大好きカニバリズム映画


 雰囲気はかなり好きです。淑やかな狂気。
人間が怖いよ系のホラー。悪魔とか怪物とかは出ません。

 「肉」というシンプルな邦題で、ホラー映画と言ったらもうカニバリズムしかない。
一体いつになったら、そのシーンが出てくるんだ?それっぽいことを匂わせてはいるけれど、なかなか出てこない。もどかしい。

 アメリカの田舎町。
一人の母親が死んだことが始まりだった。
残された家族、父親と姉妹、幼い弟。パーカー家で長くに渡って続けられていた「伝統」。
 逃げようと思っても逃げられない。
嫌だと口では言いながらも結局、そこに戻ってしまう。
変わりたいと思っても変わることができない…
 やってはいけないことと知っていながら、父親の支配から逃げることができずに、非道な行いに手を染める姉妹。覚悟なのか諦めなのか、長女はやることを選んだ。

 最後の最後まで、「ああこれは、きっと後味の悪い話なんだ」と思って観ていた。
気を抜いた瞬間である。二人の娘の凄惨な食事シーンが始まった。
 もう、最後のこれに尽きる。
喰いっぷりが凄まじい。病的に凶暴。哀しいけど目が離せない。まさか、そうくるとは思わなかったので、唖然。

 レクター博士のように楽しむカニバリズムではない。そんなものだから、料理として食卓に並んでしまった肉も、こう言っちゃなんだけどまずそう。

 やたら「愛の為」と言うフレーズが出てくるんですが、愛は身内だけで行えばいいよね。
他人巻き込むなと思いました。

 カニバリズム系の映画って、食いっぷりがよかったり、スプラッタ並みの流血シーンがあったり、食べられないのに死んでしまった犠牲者がいたりするものですが、そういうのは一切ない。笑えるような場面ナシ。そこがいい。

 あと次女ローズがカワイイ。


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メモ


最近読んで面白かった本

■ヴァイオリニン職人の探求と推理 /ポール・アダム(創元推理)
■緋の収穫祭 /S・J・ボルトン(創元推理)
■嶽神 上下 /長谷川卓(講談社)

最近新しくはまった漫画

■群青戦記 /笠原真樹(集英社) 
■火ノ丸相撲 /川田(集英社)

最近の出来事

■クリストファー・リーが死んで心が折れた。

最近の悩み

■このまま読書も映画鑑賞のペースも落ちていって、無趣味になることを恐れている。
■夏休みがない。一日しかない。

どこかに行きたい

■奈良に行きたい。


ジュラシック・ワールド

 いまだ興奮冷めず。


 ジュラシックパークシリーズ好きなので、どんな仕上がりでも絶賛する所存でいたのですが、大絶賛案件でした。
 「私たちは安全だ」と胡坐をかいて、あらゆるシーンで死亡フラグが乱立するというハプニングもありましたが、私は大好きです。

 話の展開はさておいて、恐竜たちがすごい!実物を目にしたことは勿論ないので、本物と比較はできませんが、質感が、息遣いが、表情が、迫力がすごい!普通のスクリーンで観たんですが、IMAXだともっと素晴らしいんじゃないでしょうか。

 一作目でティラノサウルスより脅威なんじゃないか?と思わせてくれたラプトルが、まさか人に懐くとは…!途中少し、危うい感じがありましたが涙腺弱い私は存分に感動しました。
 涙腺弱いと言えば、ジュラシックワールドを初めて訪れたグレイ少年が、あまりにもウキウキワクワクしてるものだから、こちらまで嬉しくなってくる雰囲気の時に、あのメロディが流れると感動のあまりに胸が詰まる。泣きたいほどの感動ってこのことか。

 恐竜すごい。
もし、実際にあんなテーマパークがあったら絶対行きたいと思う。
そして私は運が悪いから、プテラノドンに遊ばれた後に食べられもせずに死ぬと思う。
 CEOは大した活躍なかったけれど、プテラノドンを放流したことだけ評価する。主人公たちにとっては厄介なことだっただろうけれど。
 まるでシャチみたいに、獲物弄ぶんですね。主人公兄弟のお目付け役の英国人女性、たいした活躍もせず、影も薄かった割に、死に方が衝撃的でした。

 美味しいところを全て掻っ攫っていったモササウルス。クジラみたいで可愛い。要所要所で出現しては、あらゆる意味で美味しい思いをしていく憎いヤツ。
 
 ティラノは二種類いて、最強のティラノサウルスと、通常のティラノサウルス。
遺伝子操作で色んな動物の遺伝子混ぜ込んだ前者、迷彩機能持ち。
こんなやつに人間がどうやって勝つんだ?と思ったら、そうきたか。そうだよね。何も戦うのは、人間だけじゃないものね。恐竜観に来た自分にとっては垂涎ものの展開。

 人間たちはどうだったかというと、兄弟の弟くんがすごく可愛かった。
ブライス・ダラス・ハワード、最初出てきた時、服装のせいもあってか人間味が無い風だったけど、物語が進むにつれ血色がよくなってきた。甥たちに蔑ろにされてしまったシーン、可哀想だと思ったけど少し笑った。その後、機転を利かせたとある行動により名誉は少しだけど回復した様子。彼女演じる「同僚」のおじさんは、子供にとってはヒーローだね、ヒーロー。
 そして今作の敵?のオッサンは、話が長い割につまらないので大半聞き流しました。
聞き流すつもりはなかったんだけど、内容が頭に入ってこない。このシリーズの敵役は、どうしようもないヤツというイメージがあったけれど、今回も例に洩れず。

 もう一回観たいかもー。

4人の食卓


 「シリアル・ママ」と一緒に借りて、ママの後に観たんですが、ママとは別ベクトルでひどかった映画です。
 
 スマホのメモに、いつか観る映画としてタイトルがありました。チョン・グックァンかな?俳優目当てに借りたんですが、どなたか確認できず。

 精神病んでる人しか出てきません。
誰も彼も悲惨。ただ、ただ暗くて重い。静かすぎる雰囲気が苦しいが、数日経つと何も残らない。
 まさに今。
「あれこれ、もしかしてホラー映画?」と疑う冒頭。無駄に暗がりに怯えるものの、幽霊や化け物の類はまったく出てこない。オカルト系…?霊媒の力を持ったヒロインと、過去の苦しい記憶を故意に遠ざけていた主人公。
 不幸すぎるヒロイン。投身自殺者と目が合う。我が子を友人に投げ捨てられる。その友人も、彼女の目の前で飛び降りる。そして心を病んだ彼女も…。

 特典コンテンツにもあったし、それ以前にも話に聞いていたんですが、韓国って自殺者多いんですね。

 主人公が過去に、妹を救おうとして行ったことが裏目に出た、ということが「サラの鍵」を彷彿させました。子供だもん。居たたまれない…。

シリアル・ママ

頭のおかしい母親の話。

 どう考えても、人間関係を上手く成立させる気のない母親が、ささいなことから隣人たちを逆恨みし、イタズラから殺人までありとあらゆる手段を用いて、スカっとしていく映画。

 ママの性格の悪さを知っている人は意外にも少なく、夫や子供たちもその異常性には気づいていなかった。

 あまりにも子供っぽい。思い立ったら吉日。自分がイヤ!と思ったら、思わせた相手を絶対に消す、必殺の女。あんな些細なことでいつまでも根に持つタイプなのに、よく今まで家族たち無事だったな…免疫があったのかしら。

 頭おかしい系の悪役悪人好きですが、勧善懲悪モノも好きな私としては、ママの思考や行動がぶっ飛びすぎていたので、後味悪くてもいいから有罪になってほしかったなー。ジャンルはコメディらしく、そういった作風に本気になるのもどうかと思うのですが、私的には主人公最強~私は賢いから何してもオッケー的な雰囲気がある、ママさんは苦手でした。

プロフィール

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キヨ
性別:
女性

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