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観た映画の感想など色々。

Wie du magst

   

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変態小説家


 自意識過剰、被害妄想、選民意識などなど、「人としてどうなの?」という要素をこれでもかと抱えてしまった作家が、自ら騒動に巻き込まれて行く話です。自滅です。

 主演はサイモン・ペッグ。
ゾンビと警察のコメディ映画が面白かったのですが、今回は微妙。そういえば宇宙人観てないな…。ふくよかな相棒(名前失念)がいなかったからか?ボケはいるけどツッコミがいなかったので、溜まるフラストレーション。投げっぱなしはよくないと思います。

 児童書作家から犯罪小説を書こうとして、ヴィクトリア時代の殺人鬼を調べていく内に、自分が誰かに狙われてるのでは…と思うようになってしまったという設定は、結構好みなんですが、ヴィクトリア朝云々というポイントが作家一人だけで完結していて、それほど前に出てこなかったのが残念かなあ。コメディよりサスペンス向きの設定じゃなかろうか。主人公の生い立ちとかね。

 ただ、主人公が昔書いたというハリネズミの話(作中で映像化される)はちょっと良かった。というか他にピンとくるところが全然ない。ただ単に好みの問題でいうならば、私的にはハズレ。
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探検隊の栄光

全部マゼランのせい

 昔よくあった、秘境に赴いてUMAなどを探す番組。
幻の大蛇ヤーガを求めて、ベラン共和国へ旅立つ一行。
 俗に言うヤラセ番組を面白おかしく撮ろうとするプロデューサーたちと、前にやった役のイメージが抜けきれない俳優・杉崎は、序盤こそ、仕事に対する熱意などが噛み合っていない様子だったけれど、だんだんと同じ色に染まっていく。良い意味で。
 登場人物が誰も彼も濃いのに、うまくまとまっていたように思えた。話が噛み合わないところは、笑うところ。
 失笑、爆笑、一瞬のお色気とシリアス。熱意を込めてバカをやればいいじゃない。そんな映画。他の邦画と比べると失礼ながら地味感があるけれど、そこがいい。もっと宣伝すればいいのになあ。ちなみに主演は藤原達也。脱ぐよ。
  

 笑うところと言えば、私はマゼランというキャラクターが好きで、彼が出ているシーンは笑いの沸点が低くなる様子で終始笑いっぱなしだった。
 だってずるいもの。登場シーンも唐突すぎたし、言葉づかいや数回に渡る掌の返しっぷり。現地ガイドとして雇われたけれど、本当は京急川崎駅付近に住んでいる。やりすぎじゃないの?とも思える外見と中身だけど、過剰なくらいがコメディとしてはいいのかも。他の人たちも面白かったんだけど、マゼランは別格だった。
というかマゼランしかまともに名前覚えてない。
 私の中では主役はマゼラン。
 

 いい意味で適当で、ツッコミ入れながら観れるのでオススメ。心の中で。
ピラニアは自ら人襲わないだろー!とか、情勢くらい調べてけよとか、原始猿人よ食人族にしとけよ(これは希望)とか色々あるよ。エンドロールで、外国人だと思ってた人たちの表記が漢字だった瞬間は驚きすぎて変な声出た。お前も!お前も!日本人だったのか!!現地度が半端ないと思っていたのに…!
 主題歌はウルフルズ。いい感じ(´ω`)


最近観た映画三本

★パワーゲーム

鑑賞理由:ゲイリー・オールドマンが出てる。
主人公:印象に残らない。なんかむかつく。
:産業スパイ。主人公が社長にプレゼンのダメだしされた腹いせに会社の金を使って飲みまくる。訴えられたくなければライバル社のアイデア盗んで来いと言われて…
感想:ゲイリーが可愛ければ大体何でも許せるんですが、主人公がどうにもこうにもダメな奴という印象が深く、観ていて疲れました。社長に馬鹿にされて悔しいのはわかるけど、だからといって会社の金使って飲むという発想に至るのが理解できない。これに同調した主人公の同僚たちも同じ。物語の発端となった要因が、主人公のこの行動だった為、彼に好意を持つことができず、まったくスカっとしない話だった。

★コーチ・カーター

鑑賞理由:前から気になっていた。人に勧めておきながら観ていなかった。
主人公:テンションに幅があるコーチ。
:バスケやろーぜ!
感想:ただバスケに勝てばいい!という話かと思いきや、礼儀や学業の面にも焦点を当てていて、ただのスポ根とは違った雰囲気で良かった。高校生たちは、ごつく見えても中身はやっぱり思春期の男子と言った感じで、誘惑に弱い。これで精神面まで強かったらコーチが要らなくなってしまうのでこのあたりが丁度いい。学生の親たちが揃いも揃ってモンスターペアレントというか、初めて全員のが出てきた時は、「ああ、この親にしてこの子ありという感じかな」と思う程。掌はもちろん返す。

★しあわせの隠れ場所

鑑賞理由:友人のオススメ。
主人公:ちょっと鈍いけど人のいい黒人少年&善意の塊の白人女性。
:雨にうたれて行き場のない少年を拾ったよ、うちで面倒看るよ。
感想:人種の壁と貧富の差を垣間見た。正直、泣けるし良い話ではある。それは何も、登場人物全員が善人であるからではなく、程良い比率で悪意と善意が入り混じっているから。金髪のサンドラ・ブロック、最初は違和感あったけど段々綺麗に見えてくる不思議。ここでもまた、大学進学のために勉強に頑張るシーンが出てくる。学校の先生陣が殆ど主人公に協力してくれる中、まったく自分のスタンスを崩さずにいる文学教師のおじさんがダンディ。

三本の中で、是非みてと言うなら「しあわせの隠れ場所」かな。
邦題意味わかんないけど。








八月の鯨に行ってきたよ

ちょっと前に、渋谷にある八月の鯨に行った。
映画をイメージしたカクテルが飲めるとのこと。
メニューにあるもの以外でも、お店の人が知っているタイトルなら作成可能の様子。

まあやっぱ、好きな映画頼みたいよね…
ということで色々考えた結果、「麦の穂をゆらす風」を頼んでみた。
注文の際に、「度数が強くなるけど大丈夫ですか?」と訊かれたけど、無問題。



なんでウィスキーじゃないんだよ。


何ベースか聞くの忘れましたが、たしかに結構強かった。
ミントっぽい味。ぶっちゃけまずい。
映画同様、少し寂しい気持ちになる味。

二杯目は「海の上のピアニスト」



タイタニックと間違えてませんか。

これも、麦の穂同様に結構度数高めだった。
にも関わらず、何も言ってくれなかったよ…。ベースなんだろう…。
日本酒っぽい味したけど、よくわからん。
全然、海の上っぽくないよね…。氷が大きすぎて正直邪魔だった。

そもそも、カクテルをストローで飲むか?

三杯目頼む前に、少し考えた。
好きな映画タイトルが出てくるのは嬉しいけど、正直味が…
これはメニューに載っているものを頼む方が安全なのではないかと。

注文後、一人の店員さんから衝撃の話を聞くことに。
一緒に行った友人が「フィフス・エレメント」を頼んだ。できますよ、とのことで待っていたんだけど、注文を請けた店員さんが、わざわざ助言してくれた。

「フィフス・エレメント、作ることは可能だけど、見た目重視にしている(何層も色が重なっているものの様子)ので、正直味は美味しくないからオススメしない」

びっくりだよね。素直すぎるよ。でも親切だし助かるね。
ああ、でも一杯目、二杯目ともに外している自分にとってはなんとなく腑に落ちたよ。
見た目ね、なるほどー。いやでも見た目…地味だよな。渋い。

じゃあオススメは何なのよ?ということで訊くと、「シザー・ハンズ」と「アマデウス」が良さそう。特に後者は、チョコレートのお酒みたい。次があったら頼みたい。
あとメニューによっては、材料が足りないから作成できなかったり、別店舗ならOKというものがある様子。店舗は二階と地下に分かれていて、今回行ったのは二階。二階だと「ベイマックス」は出てこないようです。



三杯目はこちら。「LEON」でした。
ヨーグルトっぽくて美味しい。最初からこれ頼めばよかったわ。

ちょっと疑問に残る、初訪問だったけどもう一回くらいは行きたいかな。
今度は「アマデウス」と「未来世紀ブラジル」頼むんや…。





あなたは私の婿になる

ただひたすら可愛かった。

 どのDVD観ても大体予告に入ってる作品。
気にはしていたものの、なかなかタイミングが掴めず保留していたが、友人に勧められたので観てみた。そういえばラブコメってあんまり観たことない気がする…。

 自分のキャリアのために、なんとも思ってない部下との婚約を宣言した女性マーガレット。その部下であり偽装結婚のお相手アンドリュー。マーガレットは当初彼の事を馬鹿にしていたが、彼の実家に招かれてから色々あって…
 年の差あり、上下関係あり、ビジネスとしての結婚。問題が解決したら、幸せな離婚が待っている…。
 鉄の女風のマーガレットが、実はクリスマスの日に『嵐が丘』を読むようなロマンチストで、踊りが上手で、オカルト番組大好きで、さみしがりやの強がりという、おそらく王道なヒロイン。アンドリューも頼りなさげに見えて、やる時はやる男でした。最初はマーガレットに巻き込まれた側として、意地悪な反応をしていたのに、段々とマーガレットに恋をしていく姿は、多分ラブコメの王道なんだと思います。
 
 そもそも書類ちゃんと出してたらこんな風にならなかったんじゃ…バリバリのキャリアウーマン風なのに、役所に出す書類忘れてたの?自分の人生に一番関係ある書類だったんじゃないのか…?とちょっと不思議だけど、それくらい忙しかったんでしょう。

 二種類のラスト観ました。

① オフィスでキッスエンド
 ギャラリーのニヤニヤ感が楽しい。でもあれ現場から離れてる人だったら、漏れ聞こえてくる不穏な単語(裸…タトゥー…色々あった…)に変にドキドキしてしまうんじゃなかろうか。ウットリしている女性陣に対して、ワクワクしてる男性陣を見ると、子供と大人もあんまり変わりないように思えます。

② 空港でキッスエンド
 現実なら絶対ありえないシチュエーションのエンディング。客室乗務員の女性がパワフルかつ、良い働きをする。もし自分があの飛行機乗ってたら、ああいう事態は勘弁してほしいけど。

 脇役がよかったです。
脇役という言葉で片付けていいのか、アンドリューのおばあちゃんのアニーがイイキャラしてる。めちゃくちゃキュート。アンドリューの母グレイスも善い人だったけど、アニーには負ける。いいおばあちゃんだな~。老人が可愛い(格好いい)映画はそれだけで素敵。
 まあそれでも最初出てきた時は、マーガレットのこと苛め倒すんじゃないかって不安だったけどね。ラモーンは落ち着け。お前は一人で頑張りすぎだ。

 監督…アン・フレッチャー氏、ラモーンと同等もしくはそれ以上に落ち着きのない(褒めてる)、面白い人という印象。他の作品も観てみようかな。保留リストに追加。


 

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