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観た映画の感想など色々。

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カテゴリー「洋画」の記事一覧

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ナイトクローラー

ジェイク・ギレンホールの目は乾かないのか。


 モラルの問題。
はてさて一体いつから、ルーが異常だと思ったか。
 冒頭でフェンスを盗んでいた時か、それを諌めた警備員を殴って時計を奪った時か、いい画を撮るために遺体を引きずった時か、同業者を罠に嵌めた時か、強盗二人をわざと見過ごした時か、嬉々として屍を映し続けた時か、刺激的なシーンを求めて不必要な銃撃戦を引き起こした時か?
 私の記憶の中のギレンホールさんと顔が違う。
意識高い系サイコパスとでも言おうか。人間として何かが欠けている感じ。
 予告を見た感じでは、スクープ欲しさに自ら殺人起こす系なのかな~そういうの好きだわ~と思ってたけど、蓋を開けたらあれだ、拍子抜けだ。あと多分ルーと住んでいる次元が違うようで、字幕読んでも何言ってるのか解らなかった。物事を熱く語る時もあるけれど、熱意はきっとない。
 いい映像撮るために車で暴走しながら犯人を追うシーンがあるんだけど、映画観てるのも忘れて「映画みたいだな」と思ってしまった。映画なのにね。なんだろうね、夢の中にいるような感覚に陥ったところもあったけど、ただ単に体調不良だったのか、それともそう思わせる何かがこの作品にあったかは不明。「ドライヴ」思い出した。
 「ドライヴ」ほどロマンティックな話じゃないし、ルーもなんかよくわかんない奴だし、相棒は可哀そうな奴だし、刑事ももっと頑張ってほしかったし、正直なところ微妙。悪くないんだけど、良くもない。きわめて普通。ただギレンホールさんの目はどうしたんだ。乾かないのか、瞬きしないのか、生きてるのか。らんらんと輝く目って多分この人の目だと思う。もっと変態的なサイコパスでも良かったのよ…。

 

 
 

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96時間 レクイエム

もうお腹いっぱい。


 戦うお父さん第三弾。
前作の時点で危うい感じはしていたんですが、やっぱり3は…こう燃焼不足というかなんというか。

 「娘の為に戦うお父さん」が良かったわけで、3は私的にいまいち盛り上がらず。
キムも1の時に比べると隙がなくなったし、「そこまでやるか?」という程の暴れっぷりが見えなかった。敵役には悪いけど、清々しいくらいの暴力。物理的な愛情。

 いつかKGBとやり合うことになるだろうと思っていたけれど、相手役もいまいちパンチがない。そして真の敵は見え見え。ブライアンを追う黒人刑事は後手に回ることが多かったけど、勘が鋭すぎてびっくりした。もっと絡んでもいいのよ!

 カーアクションにそれほど魅力を感じないタイプなので、もっと肉弾戦があればなと思いました。上から下に押しつぶすリーアムが観たかったのよ…。

 もう打ち止めだよね…?孫の為に頑張るブライアンも見たい気がするけれど、話作るために無理やり殺されたような気がするレニーのような存在を増やしてはいけないと思うんだ。


 

荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて

リーアム・ニーソン、体を張るの巻。


 リーアム・ニーソンの威厳がどこかへ吹き飛んでいく展開。
下ネタ多めは御愛嬌。主人公が鬱陶しいくらいよく喋る。
アクションあり恋愛ありお色気ありで、主人公が成長していくという話で尚且つハッピーエンドなので、多少はちゃめちゃな部分があっても王道といえば王道。
 自分を振った彼女を見返そうと、謎の美女に手伝ってもらっている内に、美女に対して愛情が芽生えていき…傍目から見ても、元恋人より彼女の方が断然イイ女。なんでか主人公によくしてくれる、銃の腕がピカイチな彼女は、大悪党クリンチ・レザーウッドの妻なのでした。そしてこのクリンチこそがリーアム・ニーソン。クールなキャラクターかと思いきや、丸出しのお尻を披露するシーンが…最期もあっけないし、ちょっと勿体ない感じでした。

 カメオ出演?というのか、タランティーノのジャンゴが出てきたり、なぜかBTTFのドクが出てきたりして意外だった。ジャンゴはともかくとして、何故ドク?BTTFきちんと観てないので、繋がりがわからない…。

 全然関係ないけど、セス・マクファーレンをセス・ローゲンと勘違いしていて、後者が出てくると思ったのに、まったく出てくる気配がないので、あれっと思いました。マクファーレン演じるアルバートは少し喋りすぎの印象があったけれど、なぜか応援したくなる不思議な魅力がある。
 謎の美女でありクリンチの妻であるアナは、私的に非の打ちどころのないイイ女。9歳でクリンチに嫁いだという。ここらへんの話を詳しく知りたいです。アナ萌え。この前観た「悪党に粛清を」の“姫”っぽくていいかなと思いました。西部劇の萌えポイントなのだろうか。
 西部劇とはいうけど、西部劇じゃないんだよ多分…。
あの時代を舞台にしたコメディなんだと思う。セス・マクファーレン主演じゃなかったら、ジャック・ブラックが主演になりそうな雰囲気。

アイ・フランケンシュタイン

悪い意味で期待通りな、アレ。


 フランケンシュタインの怪物が、ガーゴイルと手を組んだり組まなかったりして、人類の為に悪魔と戦ってくれるんですが、ぶっちゃけ人類はそんなこと望んでないと思います。
 ビル・ナイが出ているので、そこそこ鑑賞するモチベーションが上がりますが、残念なことに見所がそれだけ。
 天界から遣わされたという、いわゆる天使的なポジションがガーゴイルというアイデアは面白いけれど、正直に言うと魅力的なキャラクターが皆無に等しい。アーロン・エッカートとビル・ナイとミランダ・オットー以外、モブ臭が凄まじい。
 そしてミランダ・オットー演じたガーゴイルのリーダーが、とってもむかつく。神様の御意志がどうのこうのと言ったり、人類の為に戦ってるなどと言ったりするが、すべてにおいて薄い。
 雰囲気は「アンダーワールド」によく似ていて、それが観たきっかけでもあったんだけど(ビル・ナイも出てるしね)、もう全然…全然ですよ…。真面目に観ると疲れるので、吹き替えでぼんやり観るのがベスト。アンダーワールド以降、似たような雰囲気の映画が沢山出てきたけど、これと言って記憶に残っているのはない(あってもすぐには挙げられない)。
 ちなみに今回のビル・ナイ吹き替えは、力強い声音で珍しい気がしたよ!

みんな大好きカニバリズム映画


 雰囲気はかなり好きです。淑やかな狂気。
人間が怖いよ系のホラー。悪魔とか怪物とかは出ません。

 「肉」というシンプルな邦題で、ホラー映画と言ったらもうカニバリズムしかない。
一体いつになったら、そのシーンが出てくるんだ?それっぽいことを匂わせてはいるけれど、なかなか出てこない。もどかしい。

 アメリカの田舎町。
一人の母親が死んだことが始まりだった。
残された家族、父親と姉妹、幼い弟。パーカー家で長くに渡って続けられていた「伝統」。
 逃げようと思っても逃げられない。
嫌だと口では言いながらも結局、そこに戻ってしまう。
変わりたいと思っても変わることができない…
 やってはいけないことと知っていながら、父親の支配から逃げることができずに、非道な行いに手を染める姉妹。覚悟なのか諦めなのか、長女はやることを選んだ。

 最後の最後まで、「ああこれは、きっと後味の悪い話なんだ」と思って観ていた。
気を抜いた瞬間である。二人の娘の凄惨な食事シーンが始まった。
 もう、最後のこれに尽きる。
喰いっぷりが凄まじい。病的に凶暴。哀しいけど目が離せない。まさか、そうくるとは思わなかったので、唖然。

 レクター博士のように楽しむカニバリズムではない。そんなものだから、料理として食卓に並んでしまった肉も、こう言っちゃなんだけどまずそう。

 やたら「愛の為」と言うフレーズが出てくるんですが、愛は身内だけで行えばいいよね。
他人巻き込むなと思いました。

 カニバリズム系の映画って、食いっぷりがよかったり、スプラッタ並みの流血シーンがあったり、食べられないのに死んでしまった犠牲者がいたりするものですが、そういうのは一切ない。笑えるような場面ナシ。そこがいい。

 あと次女ローズがカワイイ。


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