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観た映画の感想など色々。

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カテゴリー「洋画」の記事一覧

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サプライズ

夜襲をかけたら伏兵がいたでござる。


 とある夫婦の35回目の結婚記念日を祝うために、別荘に集まった家族たち。
四人兄妹とそれぞれのパートナーたち。
テンポよくガシガシ殺されていきます。仲が悪かった兄弟たちが協力し始めて、雰囲気がよくなったと思っていたのに…。

 一人だけやけにサバイバル能力の高い女が出てきます。エリンという名で、彼女がヒロインであり、襲撃者たちの伏兵だったのです…!
 エリンが優秀すぎて、彼女だけ別ジャンルの映画から来たんじゃないだろうかと錯覚します。
お前チートすぎるんじゃ!という振る舞いばかりするので、襲撃者たちが逆に可哀想になってきます。バンバン死にます。血飛沫も飛びます。

 わざと場を散らかすというか、悪意のある選択をする人物がいて、結局そいつは襲撃に一枚噛んでいたんですが…
 まあなんていうか、どこでも言われてますが「金って怖い」ですね。
でもそれ以上にエリンが怖かった…。サバイバル・キャンプ出身であると、さらっと言ってますが異質すぎる。だからこそ彼女も隠してたんでしょうけど。襲撃者にボウガンで襲われるまで、頼りない印象で、義理の姉や母親に「なんかムカツク」呼ばわりされていた彼女が変わる様が見もの。エリンが早々に覚醒するので怖がる暇もなく終わる。ホラー映画ではなかった。ちょっと残念。




 

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セッション

大変なもの観ちゃったなあ。

あらすじなど(ネタバレ注意)


 期待以上の作品でした。
あんなに緊張した状態で映画を観るという体験はそんなにないでしょう。
練習シーンもコンクールでのシーンでも、フレッチャー教授がいるだけで緊張感が凄い。彼の生徒たちは堪ったもんじゃなかったろうなあ…。

 何が不気味かって、フレッチャー教授に全然人間味が感じられないの。
そりゃ人間なんだから笑ったり、激怒したり(というかしすぎ)、涙ぐんだりするわけですが、全部白々しい。この人には怒り以外の感情がないんじゃないか、と思う。
 主人公のアンドリュー君には家族や恋人とのシーンが出るけれど、教授には何もない。「完璧な音楽」をつくることが生き甲斐らしいんだけど、何でそれを目指しているかとか、どういった経緯でそうなったのか、まったく何もない。だから怖い。他の作品の悪役もしくは悪人が持つ、隙がないから。

 そんなわけでフレッチャー教授がどんなに猫なで声でアンドリューのご機嫌をとっても、他の学生を褒めても、何しても、嫌な予感しか浮かばない。絶対裏がある。この人が、「実は良い人でした」で終わるわけがない。というか、そんな風に終わってしまったら、それまでの緊張感が台無しになってしまったと思う。最後だって別にアンドリューの根性を認めたわけではないんだよ。人間を認めるような人じゃない。彼は音楽のことしか考えてないと思う。
 その割には、ただ一人の人間潰すために一ステージ潰すという行動がよく解らなかった。あれは幼稚だったな。

 アンドリュー君の方は、最初はイケてない感じの子だったのに、段々顔つきや言動が変わっていって…不安になりました。何しても死亡フラグが立ってしまう系男子。ただし既の所で助かるみたいな。音楽のためになら何を犠牲にしてもいい、という教授ゆずりの考え。それを洗脳と言うのです。
 彼には同情したいし、よく頑張った!と褒めてあげたいけど、恋人に対する仕打ちは最低だなと思いました。
 教授のこともそうだし、語られる割に実態のない母親のことや、音楽に理解のない親族、コウモリのような父親…はあまりにも悲惨だった。どんな思いであの子は、ドラムを叩いてきたのだろうと考えると哀しくなる。また少年の時の映像が可愛いんだ…。父親の微妙にずれている愛情が傷跡抉りますね。

 完璧な音楽~という言葉で「オーケストラ!」を思い出した。
セッションとはまったく違う趣向だけど、壊れたり病んだりしてしまう症状は一緒なんだなあ。

 



トールマン

視点を全体に向けるか、一部に向けるかで物事の結果は変わるんだなと痛感させられる映画でした。
 この映画は、想像通りにいかない映画。はっとさせられるシーンが多く、ディーヴァーばりの「どんでん返し」がある。
 観るきっかけが、まとめサイトの【後味の悪い映画】という記事だった。それゆえに、ネタバレ済みだったんだけど、これはネタバレのない状況で観たかったな。完璧に自分が悪いんだけど、それでも面白かったからよしとする。多分、何も知らない状況で観たら、疑問点が多々生まれたと思う。

 あらすじなど

 主人公だと思ってたジュリアが後半から、脇に追いやられて、本当はある一人の少女視点で物語が進んでいた。その子は、自分が生まれ育った環境が自分に損益しかもたらさないことを知っている。姉は未成年でありながら、実母の恋人の子を孕む。故郷の町はかつて鉱山で栄えていたものの、その鉱山は閉鎖され寂れている。町に学校はなく、まともな教育は受けられない。それ故に悪循環。
 《トールマン》は子供を殺すために誘拐したわけではない。どうしようもなくひどい環境にいる子供たちを救うことを目的に活動していた。作中でトールマンが、子供を失った母親に言ったセリフ。「自分はあなたより優れているとは思わない。ただ、あなたより世界を見てきただけだ」
 トールマンは世界中で、子供に関する悲惨な状況を見てきたようで、子供たちを救うことが世界を良くする近道であると信じてやまない。
 彼らの行動が傲慢であると思う一方で、とある少女のようにそういった救いを欲しがっている子がいることも事実だと認めることができる。たいへん難しい問題だと思った。物心つく前の子供が対象なら、子供に関して言えば、よっぽど記憶力のある子でなければ、それほど問題がないんじゃないかなあ…と思う。大人になって実は…という展開は、また別の話だろうし。ただ、親がなあ…。
 親からしたら堪ったものじゃないよなあ。
トールマンにどんな崇高な目的や、素晴らしい実績があるかなんて、ぶっちゃけ母親や父親にとってはどうでもいい話だと思うんだよね。子供の生死が解らない上に、生きている子は親の承諾もなしに勝手に里子に出されてるわけだし。
 それでも少女みたいな子からしたら、親と一緒に現状を維持するのが必ずしも最善とは言い難い…すごい難しい。どちらの良いところも悪いところも解る。何が正しいのか解らないと言った点では、怖い話。
 
 最近多い、親による子供の虐待。傍目から見ても残酷すぎるものが多くなってきたけれど、ああいうのを見るとトールマンが居た方がいいのかも…なんて思ったり。まーでも、一概に「コレが正義」とは言えない問題だと思う。

 トールマンとスレンダーマンは別なのか?

カニバル


 スペイン映画の方です。あらすじなどはこちらから


 色々と惜しい!絶対好みな作品だと思うのに、何も響かなかった…。
残念だ。カルロスがダイハードのハンス風だったのにはドキドキした。
 
 ヒロイン・ニーナに会うまで、欲しくなった女は殺して食べていたけれど、どうしてだかニーナだけは無理だった。たぶん語られた彼の人生の中で、一番密接に通じたのがニーナだとは思うんだけど、それを上手く伝えられないため、彼女に誤解を与えてしまう。カルロスの言葉が少ないように、この映画は無駄な雑音が一切ない。単調といえば単調で、丁寧といえば丁寧。ホラー映画のジャンルに分類されているようだけど、ホラー要素はないと思う。怖い話ではない。不気味な話。静かで、冷たい話だと思う。間違ってもエンタメ性を期待してはいけない。
 
 「私のニーナ…」というカルロスの言葉から、色々想像するの楽しいんだけれど、それだけじゃちょっと物足りないかな。カニバリズムと言えば、レクター博士とクラリスなんですが、カルロスとニーナの関係とは全くベツモノ。そこもきっと物足りなかった。
 合わなかった。
きっと、ただそれだけなんだと思う。

ミュータント・タートルズ(二回目)

またまた行ってきました。二週間ぶり二回目。字幕2D。
映画の日のためか、激混みでした。

やっぱり一度目と同じところで笑ってしまう。
そして一度目と同じところで「?」マークが浮かぶ。

 たとえば、サックスがエイプリルに「九世紀の日本がうんたらかんたら~」と語るシーン。屏風の絵がその当時の日本を描いているのだとしたら、どう見ても九世紀日本に見えない。錬金術師と解毒剤は何の事を言っているのかな?という疑問。暗黒時代って室町のこと?
 あと「ハシ」。懲罰房のこと?何と勘違いして「ハシ」なんだろう?お箸?橋?端?吹き替えだと違う単語なのかな。
 99種類のチーズ…本当にあるのかな。アジアーゴ・チーズは確認できた。アジアーゴ高原という場所があるんだね。99種もチーズ乗っけたら、風味がカオスになっちゃったりしないかな。

 知ってるのにスプリンター先生のドブネズミっぷりに驚いてしまう。
それはそうと、やっぱり先生は元人間設定がよかったよ。折角、シュレッダーと対決するシーンがあったんだからさあ…ねえ?シュレッダーの顔見たかったなー。

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キヨ
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女性

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