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観た映画の感想など色々。

Wie du magst

   

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2015年鑑賞メモ

2015年に観た映画⇒47本
内・映画館⇒15本
内・DVD⇒32本

前年に比べると20本くらい減ってる( ´・ω・)
一応毎年ベストなんぞサラっとやってるので、書き出しておく。

2015年に観た映画で面白かったもの【映画館鑑賞編】
順位は相変わらずつけられない。

①ジャッジ
②ミュータント・タートルズ
③妻への家路
④龍三と七人の子分たち
⑤セッション
⑥悪党に粛清を
⑦探検隊の栄光
⑧ジョン・ウィック
⑨ジュラシック・ワールド
⑩誘拐の掟

タートルズは二回観に行っちゃった。自分には、映画館で観に行くのは二回までという変なルールがある。スプリンター先生が思ったよりドブネズミでつらかったけど、かわいかったので良し。「ジュラシック~」は前作がそれほどでもなかったから不安だったけど、今回はよかった。人間ドラマは別にどうでもよくて、恐竜が観たいだけ。
「探検隊の栄光」は良い意味で刺客だった。邦画によくあるチャラチャラした雰囲気がなくて好感が持てた。劇中に出てくるマゼランが好きすぎて原作に手を伸ばしたが、マゼラン出てなくて落ち込んだ。狂気度は原作の方が上。
「ジョン・ウィック」よかった!順位つけないとは書いたけど、一番スカっとしたのはこの作品かも。今までキアヌのことを特別好きだと思ったことはないけど、ジョン・ウィックは格好よかった。爽快。

マッツがメジャーになっちゃってすごく寂しい。いいんだけど。
まあ、ハンニバルはうけるよね。わかるわかる。

【DVD編】


②荒野はつらいよ
③シェア・ハウス・ウィズ・ヴァンパイア
④あなたは私の婿になる
⑤超高速!参勤交代

★「肉」はかなりツボだった!雰囲気といい結末といい、こんなにしっくりくる映画はなかった。ただのホラーじゃなくて、閉塞感がありながら美しい雰囲気があってスキ。ぶっちゃけると2015年に観た映画で一番のヒットだったかもしれない…!


映画館で観てたら返金してくれって思ったであろう編

★西遊記 はじまりのはじまり
★シリアル・ママ
★四人の食卓
★アイ・フランケンシュタイン

◆実際観に行く可能性としてあったのは、西遊記とフランケン。
映画館で見てたら憤死してたのではと思うほどのつまらなさ。
DVDでダラダラ見るのですら辛いという。ただ自分と波長が合わなかった。
それだけの問題だけど、つらいものはつらい。



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007 スペクター

ダニエル・クレイグ年取ったなあ…と感じずにはいられない例のポスター。
クレイグボンドの集大成?次回作は役者が変わるのかな。
 OPでシルヴァちゃんやらル・シッフルさんやら登場したかと思えば、作中でも懐かしのお名前がチラホラ。あれ?っと思ったら、私「慰めの報酬」観てなかった…。グリーンって誰や。
 シリーズ通して観てる人にしたら、嬉しい要素かもしれないけど、スペクターのみ鑑賞となると頭に疑問符浮いてしまいそう。
 OPがやっぱり秀逸。

 今回は敵役にクリストフ・ヴァルツ!もー楽しみで楽しみでニヤニヤしてたんだけど、出番が少なくて悲しかった。シルヴァちゃんみたいに飛んだり跳ねたりしないので、もっと動いているところを見たかった。悪の親玉感が全面的に醸し出されていたので、それはそれで良し。ただ、もっとはしゃいでもよかったのよ…。
 私の頭が悪いのか、それとも後ろの席からの衝撃(という名の蹴り)で集中できなかったのかわからないけど、結構とっちらかってたイメージ。最終的に全てが一つに繋がっていたんだけど、それまでの過程・まとめ方が雑に思えた。MとCのやりとりもっとあったらなー。誰かと誰かのやりとりが、もっと緻密に描かれていたらなと。
 言い方悪いかもしれないけど、今回わりと地味だった。良い言い方をすれば、古き良き進行具合。メキシコシティぐらいのスピード感が好き。
 やけに今回は爆発シーンが多かった。爆発?爆破?あんまり多いとちょっと萎える。なんでも建物壊して派手に見せればいいってもんじゃない。時計も爆発する時代。どうしたんだよ、サム・メンデス…マイケル・ベイが乗り移ったのかと思ったよ…

 モニカ・ベルッチがボンドガールだとばっかりね…
もったいないよ、もっとスクリーンに映っていてくれていいのよ!

 そういえば、この映画も来場者プレゼントというのがあって、そのお陰で我が家にはQが三人もいるよ!
 私はオーベルハウザーが欲しかった…。貰っといてなんだけど、二種類しかないんだね。もっと種類あればよかったのになー。飾るかどうかは別として。




ハイスピード!


 お前ら恋人か?と言いたいくらい依存しているキャラクターが頑張っていて不安になりますが、スポーツ青春モノの王道なんじゃないかと思います。
 水泳を頑張る少年たちの話です。共学の中学校のはずなのに、異性との絡みがまったくない…のがちょっと気になるところ。絵柄の好き嫌いは若干あると思う。かわいい系。モブの女の子より可愛いんじゃなかろうか。
 アニメの第一期を見ていたので、どんとこい!状態だったんですが、知らんやつらがおる…誰…あれメガネ君出番ないの…?えっ出てきたけど、初代デジモンに出てたメガネのあいつに似すぎてる…勝手に盛り上がって勝手に盛り下がってる人がいる…なんで服着たまま泳げるの?などなど、ツッコミを入れたり、意識を失いかけたり(眠くて)しましたが、しっかり泣くところは泣いて帰ってきましたよ、ええ。
 兄弟仲良く幼い時から水泳をやってきたが、中学入学を機に兄から突き放されたと思い込んでる弟君の件や、それまで何の問題もなかったのに天才的な主人公の泳ぎを目にしてからスランプに陥ってしまった少年の件などに。主人公周辺は別になんとも…朴念仁タイプの彼がどうも苦手で…。
 ぶっちゃけ、ちょっとBLっぽいかなと思うんですが、本当はどうなんでしょう。主人公の幼馴染が、夜中に主人公と二人でプールで泳ぐシーンがあったんですが、なんとも言えない気恥かしさでまともに画面観れませんでした。ああ、異性いないのはこういうわけか。なるほど。

 入場者プレゼントでコースター貰えました。渚。



ジョン・ウィック



 伝説の殺し屋が引退、最愛の妻を病気で亡くし絶望の淵に沈んでいると、妻が亡くなる前に彼に用意したプレゼントが届く。現れたのは一匹の仔犬。デイジーという名前のその仔犬は、彼の良き癒しとなるはずだったが…。

 毎度おなじみ鑑賞前のいつもの思いこみでは、たいへんな愛犬家が飼い犬を殺されてブチ切れるという、ケッチャム風の話だと思っていたんですが、奥さんの忘れ形見だったのね、そうなのね。そりゃ怒るわ、怒って当然、だって彼女を二回殺されたようなものですし。

 「チート」と「無双」という言葉がお似合いなほど、ジョン・ウィック氏大暴れ。狙われる側には最大級の恐怖しかない。軽い気持ちで強盗に入ったマフィアのお坊ちゃんに合掌。可哀想とは思うけど、素直に同情する気になれないのはなんだろう…大きな口をきいていた割に逃げることしかしていなかったから?
 マフィアのボス・ヴィゴさんは、ジョンの元雇い主。勝てないと解っていても、息子の愚行に憤りながらも、どうにか(武力で)解決しようとする。相手が悪すぎたとは言っても、なかなか善戦する。ジョンの親友で同業者のマーカスを雇ったり、しつこい女殺し屋を雇ったり、あの手この手で攻める。
 マーカスはいい働きしたね…。でもそれの代償がね…。
ウィレム・デフォーは女装してるのもいいんだけど、寡黙な役柄の方が好きだな。
女殺し屋は「しつけえよ」の一言に尽きる。
 脇役だけど、殺し屋たちが利用するホテルの支配人が結構好き。イアン・マクシェーンね。この人も昔は殺し屋だったりしたのかな。掃除屋の爺さんもいい味出してる。ところであのコインは、裏社会で流通してる通貨なのか。やたら目にはついたので、何か重要なものなのかなと思った。

 とにかくジョンが最強すぎた。銃スキル高すぎる。
実はキアヌってあまり格好いいと思ったことはなかったんだけど、今回はやられた。
背景にあるものがツボだった。何がなんでも復讐を遂げてほしいと願うほどに。
 
 余談。
 日本のアニメや漫画なら、亡き妻最後のプレゼントであるデイジーは、しばらくして人間に変身するんだろうなー…なんて呑気に考えてたらヨセフたちに襲われてお亡くなりになってしまった…。ごめんよ、デイジー。
 それと、昔は凄腕だったけど恋をして変わって引退、でも妻を失って~というジョンの設定。キアヌじゃなかったら、私はリーアムで見たい。失うものはもう無い。そんな雰囲気がよく似合う。一見、無害そうな感じもきっと上手く出せると思うし。


絶叫のオペラ座へようこそ

怪人はメタル歌舞伎。

 未来の大スターを目指して、俳優育成キャンプ(照明や音響もある)に集まった若者たちと、キャンプ主催者であるオッサンと、その養い子である兄妹(逆かも)。
 兄妹の亡き母親は有名なソプラノ歌手。十年前に行われた「オペラ座のたたり」という舞台の初日終了後、何者かに殺された。そして十年後、設定を変えた「オペラ座のたたり」が公演されることになり、養い子の妹・カミーラは調理係(正規メンバーでない)にも関わらず、ヒロインの座を手に入れる。それが、始まり。

 まあ、ねえ。ほんっと、登場人物揃いも揃って碌でもない奴らばかり。殺された母親もビッチ、娘は脳が足りない系(ずっと見てると不安になってくる顔立ち)、劇団員の底意地の悪い感じが気持ち悪く、中でも酷かったのがアーティとかいう監督係。オペラ座の怪人に新要素を加えるということで、モチーフにしたのが日本の歌舞伎。これはいい。だけどその発表の最中に性的なスラングが出てくる。OTAKU文化ではよく目にする文字ではあるけれど、映画で観たのが初めてだったので驚いた。よく知ってるなあ。

 アーティの所業。ヒロインはダブルキャストなんだが、初日主演をエサに二人の女とアンナコトやコンナコトを満喫。カミーラも初日に主演として舞台上に上がりたいがために、女の武器を使う。このカミーラに対し、照明係の青年が別に付き合ってもないのに大変嫉妬して妨害したり、勝手に失望する。ゲイの演出家や端役の子たちに、「母親は枕営業で有名だったんだ」と噂され、馬鹿にされていたのに、カミーラに実力があると解ると掌返し。「母親は初日に殺されたんだって!」と面白おかしく話す子供たちが気持ち悪い。私にディスクを割る権利があったら、叩き壊していたかもしれない。
 
 こんな調子で前半は総茶番。
それが、とある男の登場で一変する。
 サマーキャンプにはしゃぐ若者を横目に、歌舞伎マスクを被りBGMにメタルを流しながら登場する怪人。その温度差が大きくて、私は気づいた。これはホラー映画ではなく、コメディであると。
 メタル歌舞伎男は、スプラッター担当です。彼が現れるシーンだけが頼みの綱。
良い意味でふざけた男のおかげで最後まで観ることができた。最終戦でギター弾きだした時は、腹がよじれんばかりに笑った。怖いとかじゃない。面白いの。
 ヘラヘラしてた若者たちが、唐突に表れた男の手によって惨殺されていくのが、こんなにコミカルでいいのか。

 多くの箇所で、生理的に気持ち悪いと思ったのですが、一番ダメだったのは、マーティが死んで逃げだそうとする若者たちをオッサン団長が説得するシーン。
 「人が死んだのに、歌ったり踊ったりしていいの?」という問いに、オッサンは何をトチ狂ったのか、「はじめてミュージカルを見たときのことを覚えてるか?」と切り出す。言いたいことは何かと言うと、「ミュージカルを見れば辛い現実を忘れさせてくれる。だからこのまま初日を迎えよう」。バカなのかな?
 でもそれを、目をキラキラ輝かせて聴いてるわけです。本当気持ち悪い。こういうの何ていうか知ってる、カルトだわ。オッサンも劇団の立て直しに必死なのかもしれないけど、これで同情の余地がなくなったね。

 ちなみにオッサンはミートローフさん。流石、声は綺麗。オッサンの歌だけ聴きたい。他はどうでもいい。
 死んだ母親は、ジェラルド・バトラー版「オペラ座の怪人」でカルロッタを演じていたミニー・ドライヴァー。やっぱりカルロッタだった、結局は。

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