忍者ブログ

観た映画の感想など色々。

Wie du magst

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

真田十勇士

私が今年観た映画の中で最高にふざけた作品だった。

ノリが若く、身内で楽しんでいるような雰囲気。
OPが出オチ以外の何物でもない。でもOPが一番よかった。

 始まると実写ではなくアニメシーンで、真田の勇士が集まるところを説明するんだけど、観ていて気恥ずかしくなる出来。違う映画を観に来たのでは?と不安になる。テロップが出てきて、「アニメ映画ではありません」と言ってくれるけど、なんであんなOPにしたのか謎。
 たしかに、才蔵がムササビみたいに飛んだり、佐助がぴょんぴょん飛び跳ねたりなどコミカルな動きや掛け合いが多くて、「あ、これは漫画っぽいな」と思わせるシーンが多かったけれどもね。それを本編でやるのは、なんか違うんじゃないかなと思った。戦闘シーンよかったのに、ヒューンと才蔵が飛んでくるたびに笑ってしまう。
 
 真田幸村が実はヘタレでどうしようもない男だった。という設定があって、どんだけ酷いんだよと思ったら、本当どうしようもなく酷かった。最後の軍略披露の際、佐助や才蔵に「やればできるじゃないですか!」と褒められていたけど、あれは嫌味以外のなにものでもないと思った。槍使わないし。
 最終的には真田幸村すら捨て駒にして進んでいく展開。こわい。

 登場人物が多かったせいか、エピソードが統一されておらず、最後にいつのまにか真田方の間に絆が芽生えていて、観ているこちら側は置いて行かれたような気がした。観ている間は、これは大島優子が悪いんだ、ヘンに恋愛とかぶち込んできて台無しにしている…と思っていたのですが、観終わってみれば、戦犯は脚本か編集だったのではないかと思います。ただ彼女の腰についてるであろう鈴がシャンシャンシャンシャンうるさい。
 勇士で一番よかったのは、槍の人かな。由利さん。
もっと勇士たちの話が見たかった。淀殿と幸村が実は相思相愛でしたとか、わりとどうでもいいし、やるなら小出しじゃなくて、そこをクローズアップしてくれ…。

 中村勘九郎の死に方は上手かった。
徳川方もうちょっと見せてくれてもよかったのになあ。
最初のアニメいらないから家康の周りみせてほしい。

 クレジットの蛇足シーンも、ほんとなあ…なんだかなあという印象。
好き嫌いが分かれる映画。
アクション超大作を期待して観に行くと、本当につらいことになる。
 ED曲よかったわ…。松任谷由実…。
 

  

PR

とりとめのない雑記

東横線の冷房は一体どなた基準なのか?と思うくらいに寒い。
弱冷房車なのに寒い。弱の意味を知らないのだろうか?
アホなの?

 最近ネットフリックス?インターネットで映画配信しているらしい何か。
huluとかですよね、と言ってみるけど一体なんなのか解らないし、興味がなかった。
映画なら映画館もしくはレンタルで観ればいいじゃない。と思っていた。
 が、ずーっと待ってた「カンフーパンダ3」が独占配信?しているというじゃないか。
なんだよ!
独占配信ってなんだよ!!
つーかそもそも公開しないのかよ!

 ずっと待ってたのに!
このままソフト化もしなかったらどうしよう…!
涙すら出ないくらい悲しい。パンダかわいいじゃん…ポー…。
ズートピア、ペットときたらパンダも捻じ込んでくれていいじゃないの…。

 来月以降で気になる映画は、「真田十勇士」「参勤交代」「手紙は憶えている」「ハリポタのアレ」「この世界の片隅に」「ザ・ギフト」…あたり?まだちゃんと情報収集してないけど、真田~と参勤は確実に行くでしょう。
 あと今やってるタートルズも観たい。
エイプリルの吹き替え誰になったんだろう?たしか前作はベのつくあの人だったはず。
前作観て大絶賛したはずなのに、おかしいな内容がそんなに思い出せないよ…。もう年かな。二回観たはずなんだけどなあ。頭に残ってるのがスプリンター先生のドブ感しかない。

 本。
買った本が読めない。
今は山田風太郎の『柳生忍法帖』読んでる。
上下巻とは知らなかった。もっとサラっと読めるかと思ったけど、結構ボリュームがあって驚いている。読み終わったら漫画版も読んでみたい。
 マンガ。
『MAMA』という少年合唱団があれやこれするもの。萩尾望都のイメージ。
最終巻で失速した。
『ゴールデンカムイ』新キャラ・エドガイくんのおかげで、いよいよやばくなってきた。
新刊読むまで、尾形さんは格好いい人だと思ってたけど、ちがうな。かわいい方だな。谷垣の過去話はよかったです。オソマとどうにかなってほしい。
『ヴィンランド・サガ』毎回いいところで終わる。トルフィン本当成長したよなあと思う。アシェラッドの子供とか出てこないかな…出てこないか。

 ゲーム。
刀とお船やってる。
お船の夏イベがクリアできない。E3難しいです。
 実は今年は、秋葉原の海の家にも行った。
実際の海の家を忠実に再現していた。メニューの質と価格なんか特に。
ぼったくりと言われても仕方ないレベルだとは思いますが、貴重な体験したと思います。
行った回だけかもしれないけど、全然盛り上がってなかった…。

 他に夏っぽいことと言えば、池袋サンシャインでやってるゲゲゲ展行ったり、羊の背中焼き食べたくらいだろうか。ジンギスカンではない。肉を食らった感がすごくある。ウサギの丸焼きもあるお店なので、今度行くときはウサギかなあ。

ONE PIECE FILM GOLD

(注)原作に毛ほども興味ないけど観てきました。



 好きな人多いですよね、ワンピース。
私も一応世代なので、知ってはいます。ただ、ちゃんと読んだのは空島編まで。
だから知らないキャラが多すぎる。既存のキャラも、どうしてこんな風に育ったのか過程がわからない。そもそも、ナカマーとかキズナーとか全面に出してる感じが好きじゃない。海賊王になるの?フーン、で?それって何かの免罪符になるの?
 と、だいぶ否定的な考えの持ち主が、どうして観たのか?
そらもう、山路和弘さんの為よ。

 

 今回の悪役であるテゾーロの声優さんです。
セクシーハゲことジェイソン・ステイサムの吹き替えでお馴染みの山路さんです。
めっちゃくちゃ大好きです!
 そんな山路さんが、嘘くさく紳士を演じたり、歌ったり、哄笑したり、呻いたり…なんてするならば、聴きにいかないわけがない!そうです、私は映画を観に行ったのではない。山路さんを聴きに行ったのです。ちなみにテゾーロの若い頃は、櫻井孝宏さん。勿体ない使い方されていた。そしてやっぱりというか、歌わないのね櫻井さん。

 映画自体はファンなら楽しめた内容なんでしょう、きっと。
私は山路さんというモチベーションが無ければ最後まで観れなかった。そもそも山路さんがいなければ観に行かなかったくらいですし。どのシーンも特にワクワクしない。テゾーロが出ていない時は心が死んでいる感じ。
 ただ、フランキーは格好良かった。彼は漢です。
彼がどういう素性で、麦わら一味の中でどんなポジションにいるかは全然知らないんですけど、要所要所でいい働きをしていたと思う。
 こういうアニメ映画って、おそらく毎回ゲストキャラのように、原作にいないキャラクターを出してくるわけだけど、これきりで終わってしまうのが勿体ないくらいのキャラが何人かいました。テゾーロ一味です。特にバカラちゃんが可愛かった。菜々緒さん結構上手だった。びっくり。タナカさんも可愛かった。もっと活躍してもよかっただろうに。

 しかしこのアニメ…極端に背が大きいキャラや、一部分だけ誇張されてるキャラがいて、遠近感が狂う…。

 山路さん(テゾーロ)のよかったところ。

 冒頭で歌います。満島ひかりとデュエットです。たまらない!!
OPから私のハートを鷲掴みです。必殺技です。必ず殺す技です。
しかし間の悪い海賊船が乱入してくるので、きちんと聴きたくても歌が聴けませんでした。
チッ。
真面目にサントラ買おうかと思いました。この一曲だけでも買えないだろうか…?

 とにかくゲス声が堪能できる。
たぶんこの映画は、誰一人として賢い人間が出てきません。
頭の良し悪しを言っているのではなく、初めて会った人間に対する警戒心の無さを言っています。
いくら金持ちだからと言って、ホイホイ他人に高額を貸しますかね。いくらVIPでもそんな対応はされないと思います。誰か一人でも、おいおいそんな甘い話あるわけないだろうと言うような人間はいなかったのだろうかと疑問。そんなわけで、ルフィたちが借金を背負わされるくだりは、うすら寒い感じがして酷かった。
 だからと言ってテゾーロが賢いかと言うと、そうでもなくて。
詰めが甘いのです。この作品の他の悪役にも言えることだけど、彼は詰めが甘い。
決め台詞を二十も年下のクソガキたちに奪われるなんて、そんな残酷なことはない。しかも結構、小馬鹿にされている感じで。その後、激昂して自分モデルの金ピカロボットに乗って戦うあたり、本当に賢くないのかもしれない。でもスキ。自ら死亡フラグを乱立させていた節があったので、もっと落ち着いてほしかった。だいたい、どの作品においても、みずから「神」を名乗る者の末路なんて酷いもんですよ。

 入場者特典に載っていたテゾーロの人生で一本つくってください。
あんなに歌を歌うことが好きだとアピールしておきながら、結局本編で歌ったのって冒頭だけでしょう?勿体ないよ!なんのための設定なんだそれ!山路さんの歌を聴かせろ!
 なんならテゾーロとその仲間たちでグループ組んで、アルバム出してもいいくらいですよ。買いますよ私は。
 回想を出し惜しみするくらいなら、もうちょっとテゾーロに尺を使ってください。
ちょっと泣ける過去があるなら、もっと前面に出してくれてよかった。ステラがバカラに似ているならば、もっとバカラとの絡みがあってもよかったのよ。でも男女の関係なくても、それはそれでよい。というかもっと山路さんをね…!
 

 観終わってみれば、なんでこんなに盛り上がってるのか解らない作品でありました。
山路さん以外の収穫と言えば、前述した菜々緒さんとスパンダムとルッチ?でした。
 私の知らない間に、ゾロの片目が潰れてるし(夏候惇かよ)、サンジが炎を自在に操ってるし、ナミのくびれがとんでもないことになってるし、ウソップの懸賞金が2億になってるし(何をしたの?)、ロビンさんに天使の翼生えてるし、ゾロの刀が黒くなったりしちゃうし…いろいろ設定が増えていました。
 おかげで少し、ワンピースに対する興味が出てきました。
そのうち漫画読もうと思います。

シン・ゴジラ

ぶっちゃけ邦画を見直した。
やればできるじゃないですか、と偉そうに思った。
どうしてこの品質が他の作品にないのだろう。
 あんなのどうやって倒すんだよ、こんなのどうやって終わらすんだよ。
絶望しながらもドキドキワクワク。霞が関が火の海になったシーンに震えた。

 しかし何よりも恐怖を感じたのは、あの何が何でも止まらない京急が早々に壊れてしまったこと!(笑)あの京急が!!こんなことで!!
 東京がメインなのかあ…と少し寂しく思ってた神奈川県民の私ですが、鎌倉にガッジーラが現れて、武蔵小杉駅まで彼?が行った時、シン・ゴジラ内の日本に参加できたような気がしました。つまり、知ってる地名が出てくると嬉しい。たぶん、東横線沿いに歩いて武蔵小杉まで行ったんじゃなかろうか。地元の駅は平気だっただろうか…!

 もともと三時間くらいの映画を、短くするために早口で喋っている。
ということを前もって知っていなければ、皆のセリフが早口なのはオタクだからだね。と勝手に思い込んでしまうところだった。息継ぎ大丈夫ですか。

 石原さとみ可愛かった。尾頭さん可愛かった。女の子が、可愛かった。余さんめっちゃ素敵だった…!

 ガッジーラの光線は、触れたものがすべて死ぬので、そこらへんがナウシカの巨神兵のようでよかった。ガッジーラの肩にでもクシャナ殿下がいたら素敵だった。

 見せ方が不思議だった。実写よりもアニメ的な、視感。イス目線。箱目線。
エヴァっぽいと聞いていたけど、比較できるほどエヴァを知らなかった。
それでも、ああエヴァっぽいよね、となんとなく納得してしまう。雰囲気に呑まれたかな。
BGMよかった。火の海あたりの音楽がレクイエムのようで、鳥肌。

 ゴジラがそれほど暴れない。
人間世界の被害は甚大だけれど、そんなに動いているように思えないから不思議。あいつ歩いてただけですよ?

 無人在来線爆弾!
声に出して読みたい日本語。

 久々に時間を感じない映画。
もう終わっちゃったの?!という感じ。
これは流行るし勝てるよ。なにかに。


ジャングル・ブックを観てました

ジャングル・ブックを観てました。

 小さいころ、カセットテープ付きの紙芝居があって、毎日毎日聞いていたタイトルが『ジャングル・ブック』。ジャンジャカジャンジャカという音楽とオオカミとクロヒョウとトラ!ラドヤード・キプリング天才だろう!!

 思いが振り切れて正常な判断もつかないまま、行ってきたよ映画館。
よく綺麗にまとめたなあ。というのが一番の感想で、それ以上でも以下でもない。
期待度が高すぎると、褒めることも批判も儘ならなないもんなんだな、と思った。
 いや、本当よくまとまってる。
主人公のモーグリがどうして人間の世界ではなく、動物たちの世界で生きているか。
ライバルであるトラのシアカンがどうしてモーグリを敵視するか。
赤い花のくだり。赤い花きれいだよなあ。赤い花に触れて、シカだかなんだかが一瞬で消え去る演出素敵でした。
 
 批判ないって言ったけれど、シアカンのお顔立ちがあんまりよくなかった…。トラの種類が違うの?顔潰れてる感があって、真正面から見るとスマートではない。残念。オオカミのリーダーのアキーラの呆気ない最期に困惑。
 大蛇カーの声が、スカーレット・ヨハンソンだったんだけど、すごく艶めかしくて良かった。あんな官能的な蛇いないと思う。
 バギーラは男前。

 そして今一度思った。
猿の惑星でも思ったことなんだけど…
オランウータンだけは敵に回すまいと…。
 あんな大きいのアリですか。そらキングだわ、キングだよ。
声もウォーケン氏で中々ずるい配役だと思った。と言ってもクレジットまで解らんかった。

 モーグリ役の男の子は、将来ハンサムになると思います。

 動物の世界だけのお話なので、ちょっと原作とラストが違う。
でもこのよくまとまった話に、人間なんてややこしい要素いれたら収拾つかなくなるだろうな。
一応出てきてはいるけど、そんなに関わってこない。
モーグリの年齢設定も自分が思っていたより低めだった。
昔の映画ではいい大人がやっていたような気がする…。
でも昔のは昔ので面白いからオススメ。モーグリというよりターザン感あるけど。
 



プロフィール

HN:
キヨ
性別:
女性

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

訪問者数

Copyright ©  -- Wie du magst --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]